暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
オーディナル・スケール編
第271話 ちゃんと鍛えないと!
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を見ればよく判る。
 その答えは ユウキ達が切り出した。

「えっへへ〜 ボクたち リーファに聞いたもんね〜」
「ですね。キリトさんの事、心配してましたよ? 最近お身体がなまっている、運動不足だ、と。心身ともに健康なのが一番ですよ、キリトさん」
「うぐぐぐっ、す、スグのヤツよけーな事を……」

 現辻世界の拡張であるARは当然ながら、仮想世界と違って 無茶な動き等は出来ない。当然身体能力に依存される。手に持つ武器は当然仮想のものだから、重量は感じないから振り回す分には問題ないが、移動速度や高低差を生かした攻撃など、当然ながら出来るのにも限度がある。無茶な事をしようものなら、当然ながら警告音が流れ、中断させられるので、安全装置はばっちりだ。
 多少の怪我等の報告はあるが、重傷者は今のところ0.

 これも当然だが、そこまでの無茶な事をする者などいないから。

「う……、で でもだな、スグは全国クラスの剣道少女なんだぜ? 並ばそうと思っちゃいないかい?」
「そうでもないよー、キリト君。だって、ほら オーグマーにも体力測定の項目、あるでしょ? 平均的な数値が出るから、それを目安にしてる〜 って直葉ちゃんいってたよ」
「あ、それはレイだけじゃなくって、私も聞いたわよ、……キリト〜 ひとのカロリーとか、警告してる暇なんて、ないんじゃないのっ!!」

 レイナやリズが追撃を入れる連携。なんだかんだで、リズは私怨が入っている様だが、それはそれ、これはこれ、である。

「キリト君も言ってたじゃない。……リュウキ君に負けない様に、って。それって 文武両道を目指すって事じゃないのかな?」

 横でにこやかな笑みを零すアスナ。
 キリトは、ぐさっ、と剣が突き刺さった気分になった。
 直ぐ横で涼しい顔をして、スケジューラーから今後の予定をはじき出しているリュウキを目にする。
 この完璧超人の実力は仮想世界では飽き足らず、幻術世界にも進出しているのだから、驚きを通して呆れ果てる。

 元々の才は、現実世界で再開してから もう判り切っている事ではあるが、身体面はまた別だ。 体格は殆ど同じなのに、運動神経まで、キリト自身の余裕で超えるとは如何なモノなのか! と嫉妬を向けるキリトだったが、それも一瞬。


 リュウキがどうして、頭脳だけに頼らず、身体も強くなろうとしたのか、その理由をキリトも知ってるから


 それでもやっぱりやきもちを妬くくらいは許してもらいたい。

「ごほんっ。それは置いといてだな。皆だってわかるだろ? オレ達はずっと違う世界にいたんだから」
「それは、判らない、って言う訳ないじゃない。……でも また戻りたい、なんて言わないでよね?」
「はぁ……。言わないって、そこまではさ」
「なら、リュウキ目指し
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