暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
オーディナル・スケール編
第271話 ちゃんと鍛えないと!
[1/5]

[8]前話 前書き [1] 最後
「え、えっと! えへへ。そーだ! キリトさんやリュウキさんたちもユナのライブ、行きますよねっ!」

 散々褒められに誉められたシリカは、誤魔化すかの様に話題を変えた。
 勿論、その話題は今注目に注目しているユナのライブ。自分自身も当然ながら参加の一択しかないので、好都合と言えば好都合。高確率で話題も逸れるし一石二鳥である。

 話題を振られたキリトやリュウキ。とりあえず、この場に来たばかりなリュウキは、少しだけ反応が遅れた為、キリトが先に返事を……と言うより声を出した。

「あ、うん。どうしようかな、って。オレ そこまでファンって訳じゃないし。リュウキはどうだ? ファンだったりするのか?」
「ん……。最近話題のか……。ここの所は別件で忙しかったからな。あまり拝見は出来ていない。オーグマーに関してなら色々と答えられると思うが」

 男性陣はどうやらそこまでの熱は持たない様だ。
 ユナの熱狂的なファンで男性……と言えば、仲間内で言えばクラインくらいなものだろうか。その歌声は勿論、愛くるしい容姿にも惹かれて、多くの男達の心をわしづかみにして〜 と言うキャッチフレーズが ネット内で色々と飛んでいるというのに、この二大鈍感男達は、靡いていない様だった。……其々にパートナーがいるから、と言う理由も勿論大きいと思うが、それはそれで非常に複雑なのがシリカを始めとする女性陣。

「なら、皆で一緒に行きましょうよ! ユナの歌声を前にしたら、きっと心躍りますって! レイナさんも一緒に謡ったらとても素敵だと思いますっ!」
「え? わ、わたし??」
「そうですっ! なので、リュウキさんもキリトさんも一緒に行きましょう!」

 物凄く強引なシリカ。いと珍し……だが、これには色々と訳があったりするのも後々の話。

「気が向いたら、かな」
「予定も見ておく。前向きに検討をするよ」

 曖昧な返事のキリトとスケジュールを確認しているリュウキ。なんだかんだで、リュウキが行くなら、キリトも参加しそうな気がするので、シリカの強引さに軍配が上がりそうだった。

 キリトは、オーグマーをそっと手にした。
 目の前に広がるのは紛れもなく現実。……だが、スイッチ1つで、その現実の世界が拡張されていくのが判る。
 現実ではありえないまるでダンジョン、洞窟の風景や、ありえない生物……ドラゴン。色々なファンタジー世界がこの場に集っている。

「確かに、面白いガジェットではあると思うな。……でも、オレはフルダイブの方が良いかな」
「……現実じゃ身体を鍛えないといけないから、か?」
「ッ……! 違う違う、あの世界に3年も浸っていたんだぞ?」

 ボソリと横で呟くのはリュウキだった。即座に否定するキリトだけど、強ち全部違うとは言い切れなさそうだ。その様子
[8]前話 前書き [1] 最後


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ