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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第58話
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ついても何か知っているのだろうか…………?」
レンの答えにその場にいる多くの者達が再び脱力している中我に返ったクロウは呆れた表情で指摘し、ガイウスは考え込んでいた。

「それと”正義の大女神”は”正義の大女神”にしか扱えない特別な神術が扱えてね…………”正義の大女神”の肉体を持つセリカお兄さんも当然、その神術が扱えるからその神術こそが”巨イナル黄昏討伐の鍵”となるものよ。」
「”巨イナル黄昏”を討伐できる”鍵”となる”正義の女神専用の神術”ですか………一体それはどのようなものなのでしょうか?」
レンの話の内容が気になったエマは真剣な表情で訊ね
「――――――”聖なる裁きの焔”。その神術は”全ての罪と呪いを焼き尽くす裁きの焔よ。”」
「す、”全ての罪と呪いを焼き尽くす裁きの焔”って事は…………!」
「エレボニアの”呪い”の大元である”巨イナル黄昏”に対してまさに打って付けの神術じゃの。」
「ええ…………幾ら二つの”至宝”が元で発生した強力な”呪い”もそのような神術ならば確実に討ち滅ぼせるでしょうね。」
「しかも今までの話だとその”神殺し”はあのレオンやアリアンロードすらも遥かに超える使い手で、あの盟主(グランドマスター)を圧倒して討った人物でもあるとの事だから…………フフ、個人的に色々と興味が沸いてくるわね、その”神殺し”という存在に。」
レンの答えを聞いたエリオットは信じられない表情をし、ローゼリアとトマスは真剣な表情で呟き、静かな表情で呟いたクロチルダは怪しげな笑みを浮かべた。

「ちなみにセリカお兄さんには”使徒”がいてね。元々このゼムリア大陸を来訪した時に同行していた”使徒”は二人だったんだけど、クロスベルの”異変”解決の協力の為に異世界にある自分の屋敷の留守を任せていた残りの”使徒”達全員と、セリカお兄さんにとっての数少ない仲間達の内の何人かもゼムリア大陸に呼び寄せたから、その気になれば正直セリカお兄さん達だけでもたった数人で”エレボニア帝国軍の全軍”を余裕で殲滅できると思うわよ?」
「た、たった数人でエレボニア帝国軍の全軍を殲滅って…………!」
「ひ、非常識にも程があるぞ!?」
「というかそれ以前に、”神殺しという存在自体が既に非常識”よ…………」
レンの説明を聞いたエリオットは信じられない表情で声を上げ、表情を引き攣らせたマキアスの言葉にセリーヌは疲れた表情で指摘した。
「ハハ…………確かにセリカさん達なら、それくらいは朝飯前だろうねぇ。」
「セリカ殿は当然として、セリカ殿の”使徒”や仲間の者達はいずれも凄まじい使い手だからな。戦いになればエレボニア帝国軍が”虐殺”もしくは”瞬殺”されるのは目に見えているな。」
「それ程までに凄まじい存在なのですか、”嵐の剣神”やその仲間の方々は…………」
レンの推測
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