3話(響後編)
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誠治郎は自身を小悪党だと認識している。
そして同時に、彼は『知っている』
チート能力込みでこの世界に生まれた時から進んできたサクセスストーリーと、その合間に意図的に行った慈善事業により、自分の事を『孤児院出身でありながら、他者への慈しみを忘れない、人格者』と誤認されているのも、勿論知っている。
だけど言わない。言う必要性もない。
何故なら、俺が内心何を考えてようが、かなりの人を『俺が救った』という事実は変わらないから。
…………とまあ、カッコいい事を抜かしている俺だが。
今は響の肢体に夢中です。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
寝室の中心の大型ベットに、響の身体を横たえると、誠治郎は我慢出来ぬと言わんばかりにその服を脱がし始める。
まずは、羽織っていたジャケットを脱がすと、先程のキスでうっすら汗をかいて、肌にほんのり張り付いた白いワイシャツのボタンを、上から順に外していく。
「えと…………あの…………ちょっと、あの汗が…………」
気を遣いすぎるぐらいの響の性格が、汗をかいた事により誠治郎が不快にならないか心配する言葉を紡ぐ…………
その唇を直ぐにまた、唇で塞ぐ。
うむ、甘露、甘露。
急に唇を塞ぐ誠治郎に、響は目を白黒するものの、彼女もなれたもの。
直ぐにうっとりとした眼で首に手を回し、ぎこちないながらも、舌を絡めていく。
そうやって文句を封じてから、再度誠治郎は響の服に手をかける。
パチリと、爪とボタンが触れあう音が、響の胸から、ヘソまでを流れるように響く。
今度は直ぐに、下のボタンまで外せ、鮮やかなライム色のブラが、年不相応の乳房と共にまろびでた。
勿論、このままで誠治郎が満足できる訳がない。
手慣れた仕草で片手を後ろの金具に当てる。
パチンッ
窮屈に押し込められていた、響の乳房を覆っていたブラが、はらりと下に落ちる。
そして、誠治郎は糸を引くほど絡め合った唇を一度そっと離し…………
先ほど脱がせたブラジャーの中身…………その白磁の綺麗な乳房の頂点にあるピンク色の乳首にむしゃぶりついた。
フワリと心地よい温かさが顔一杯に広がり、舌先に感じるなんとも言えない味わいが、誠治郎の理性を奪う。
気づけば、夢中で響の胸に顔を埋め、舐めしゃぶる行為に没頭していた。
淫靡な水音が響く。
それに対し、胸を弄ばれている響も黙ってはいられない。
「あんっ?誠治郎さん、激しすぎですよ!」
そう、その可愛い顔を紅潮させて文句を言うが、正直全く怖くない。
『この後どう言うか』容易に想像がつくから。
文句に負けず、羽のように軽い響を膝の上に抱き上げながら、傷つけないよう、細心の注意を払いながら
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