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戦国異伝供書
第六十九話 善徳寺にてその十一
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ご注意を」
 こう氏真に言うのだった。
「くれぐれも」
「そのことも承知したでおじゃる」
「そうして頂ければ」
「用心には用心でおじゃるな」
「そうなります」
「わかったでおじゃる、では」
 氏真は元康の言葉に頷いてさらに言った。
「麿はでおじゃる」
「ご無事であられて下さい」
「父上と共に」
「お願いします」
「その様にするでおじゃる」
 氏真はまた頷いた、そうして彼も出陣した。今川軍は尾張に入り丸根と鷲津の砦で進軍が止まり桶狭間で惨敗した、それが元康の大きな運命の分かれ目となった。


第六十九話   完


                 2019・10・8
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