ゲート ジェダイ彼の地にて斯く戦えり
【お試し版】ゲート ジェダイ彼の地にて、斯く戦えり(マル・アデッタの戦い@)
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統治手法を改めている。
銀河帝国の圧政に苦しみつつも、旧共和国を快く思わない勢力は意外にも多く、新しい皇帝とその政治は歓迎された。
しかしながら、軋轢もあった。つまり、シェーンコップに反発する者が予想以上に多かったということだ。新共和国に、彼らからある重要な情報がもたらされる。
「皇帝がわずかな護衛とともに極秘裏に移動しているだと? この情報は本当なのか!?」
「確かな筋からの情報です将軍。新たな皇帝を倒す絶好のチャンスです。スカイウォーカーに知らせますか?」
「いや、やめておこう。別のスパイから、皇帝は囮でジェダイを船ごと自爆して始末する計画もあると聞く。ここは数で圧倒する。正攻法でいけばよかろう」
新共和国は、多方面同時侵攻作戦『ラグナロック作戦』を実行中であり、兵力に劣る帝国を押し込みつつあった。帝国の宿将ヤン・ウェンリーやメルカッツも、ローゼン・フロッテの分遣艦隊を離れ正規艦隊を指揮している。帝国は彼らの奮闘により局地的な優勢を保つものの苦しい状況に置かれていた。
今やローゼン・フロッテに残る強敵はビュコックだけであろう。つまりチャンスである。
「しかし、主力艦隊を引き抜きますとラグナロック作戦を中断することになりますが……」
「ジャクーで負けた元帥の作戦を優先するのかね? 皇帝を討ち犠牲を最小にする。何の問題もあるまい」
ジャクーで負けた新共和国軍は大きな人事異動があった。が、彼らは反乱軍の英雄たちであり依然として強い影響力を持っている。反乱後期から加わった新しい元帥は、功績を求めていたのである。
かくして様々な思惑から銀河帝国と新共和国の決戦の火ぶたが落とされようとしていた。
そして遂に、集結した新共和国主力艦隊8個が、小惑星帯を密かに移動するシェーンコップ艦隊の補足に成功する。
「いよし! 情報通りだ。敵は1個艦隊。こちらは8個艦隊。皇帝を倒すのだ! 歴史に名を遺すのはギアル・アクバーなどではない、この私だ! くたばれ皇帝!」
後にマル・アデッタの戦いと呼ばれる決戦が幕を開ける。
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