暁 〜小説投稿サイト〜
戦姫絶唱シンフォギア〜響き交わる伴装者〜
キミが産まれた日(雪音クリス誕生祭2019)
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したみたいだね」
「ああ!!もっかい乗りてぇ!!」
「なら、もう一回並ばなくちゃ。ジェットコースターはこの遊園地で一番人気のアトラクションなんだから」
「えぇ!?マジかよ〜……。待つくらいなら次行こうぜ!」

いつもはクリスをエスコートする純だが、今日のクリスは思いっきりはしゃいでいる。

なので、エスコートするのではなく、彼女に引っ張られる形で遊園地を回っていた。

「次はあれにしようぜ!」
「コーヒーカップか……。あんまりはしゃいで、回し過ぎないようにね?酔ったら大変だから」
「分かってるって!ほら、行くぞ!」



数分後。コーヒーカップを降りたクリスはフラついていた。

「やべぇ……ちょっとはしゃぎ過ぎた……」
「だから言ったじゃないか……」
「おう……。次からもう回さねぇ……」

忠告されていたにも関わらず、ついついハンドルを回し過ぎてしまったクリスを、純は困ったような笑みで見つめる。

「っと!?」

その時だった。
フラついていたクリスの足が縺れる。

クリスがバランスを崩すより先に動いたのは、純の方だった。

「ッ!クリスちゃんッ!」

一瞬でクリスの二の腕を掴み、自分の方へと引き寄せる。

次の瞬間には、クリスは純の身体に寄り掛かる状態になっていた。

「大丈夫かい!?」
「へっ!?あっ、おう……大丈夫……だぞ……///」

顔を覗き込んでくる彼の顔が近い。
クリスは真っ赤になりながらも、彼を見つめ返さずにはいられなかった。

「一旦、どこかで休もうか?」
「そ、そうだな……。喉乾いたし、丁度いいんじゃねぇか?」
「じゃあ、あそこのベンチに座ろうか」

今度は純に手を引かれ、二人は暫く休憩するのだった。



その後も、二人は様々なアトラクションを楽しんだ。

「ひぃぃぃぃぃッ!?」
「クリスちゃん、大丈夫?」
「ジュンくん!!ああああたしの手を離すなよ!?絶対離さないでくれよぉぉぉぉぉ!?」
「分かってるさ。僕がクリスちゃんを置いていく訳がないだろう?」

お化け屋敷では、オバケが苦手なクリスがひたすら絶叫しながら純の腕にしがみついていた。

「どうしたの、クリスちゃん?」
「いや……ジュンくん、全然違和感ないっていうか……むしろ似合ってるなって……」
「ありがとう。クリスちゃんの方こそ、今、凄く可愛いよ」
「かっ、かわっ……!?」

メリーゴーランドでは、白馬に乗る純が人目を引く程の親和性を発揮したり。

「美ン味ぇ!!このパフェすっげぇ美味いぞジュンくん!!」
「そんなに?なら、僕も一口……と、その前に。クリスちゃん、口にクリーム付いてるよ?」
「えっ!?どっちだ!?ここか!?」
「取ってあげるから
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