第六章
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「もう」
「クリスマスソングだな」
「あれしかないだろ」
「やっぱりそうだな」
「じゃあもっと歩こうな」
「さっきの歌手の歌もう一度聴きに行くか?」
「それもいいな」
ローズマンのその提案にも乗った。
「じゃあな」
「夕食の時までな」
「適当に街歩いて」
「クリスマス満喫するか」
「男二人でも」
例え同性愛でなくともというのだ。
「楽しもうと思えばな」
「楽しめるってことだな」
「ああ、だからな」
それでというのだ。
「今はな」
「楽しめばいいか」
「ああ、じゃあいいな」
「これから夕食の時に部屋に戻るまでな」
「楽しもうな」
こう話してだった。
ローズマンとジョースターは二人でクリスマスのロンドンの街を巡ってクリスマスソングを聴いた。そして。
夜に部屋に帰ったがその時にだった。
ジョースターは食事の用意が出来てからローズマンに言った。
「CDかけるか?」
「クリスマスソングか?」
「ああ、それかけてな」
そうしてというのだ。
「飲んで食っている間もな」
「クリスマスソング楽しむか」
「そうするか?」
「ああ、そしてな」
それでというのだ。
「部屋の中でもクリスマス楽しむか」
「そうしようか」
「いいな、じゃあな」
「CDかけような」
「丁度あるしな」
ローズマンが部屋のCDを探すをクリスマスソング集があった、そういえば何年か前に買ったと思い出した。
それでだ、こう言ったのだった。
「今からかけるな」
「それで乾杯しようぜ」
「ローストチキンとケーキでな」
「ワインで乾杯だよ」
二人でこう話してだった。
それでクリスマスソングの中で乾杯して部屋の中でも楽しんだ、部屋の中で一日過ごすだけの筈だったクリスマスは思わぬ楽しいものになったことに満足しながら。
クリスマスソング 完
2019・12・25
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