第三章
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「十二月になったらな」
「クリスマスソングが流れるんだな」
「ああ、ただな」
「ただ?」
「あそこキリスト教徒殆どいないんだよな」
ローズマンは日本の話をさらにした。
「実は」
「あそこ仏教だよな」
「仏教と現地の宗教だな」
「あっちの神様か」
「ああ、神社とかのな」
「宗教そっちだよな」
「それでもな」
宗教は違うがというのだ。
「毎年クリスマスは祝ってるらしいな」
「それもイギリス以上にか」
「そうらしいな」
「完全に商業主義か」
「そうだろうな、けれどな」
それでもとだ、ローズマンはさらに話した。
「もうクリスマスの賑わいはな」
「凄いんだな」
「音楽もな」
こちらもというのだ。
「もうあちこちでな」
「聴けるんだな」
「日本語のな」
「そうなんだな」
「凄いらしいな」
「それは一回どんなのか行って見てみたいな」
ジョースターはローズマンの話を聞いてそれで言った。
「この季節の日本にな」
「ああ、それでクリスマスが終わったらな」
ローズマンはさらに話した。
「仏教のお寺で鐘鳴らしてな」
「すぐに仏教になるんだな」
「大晦日、十二月三十一日の夜にな」
「本当にすぐだな」
「それで元旦、一月一日は」
この日はというと。
「そのあっちの神様の神社に行くんだよ」
「一週間で三つの宗教掛け持ちかよ」
「凄いな、日本って」
「そんな国他にないだろうな」
「多分な、それで日本のサンタさんはな」
ローズマンは丁度街の店の前で宣伝をしているサンタの服を着た若い男を見た、そのうえでジョースターに話した。
「あっち煙突ないからな」
「日本の家だとそうだな」
「だからな、窓から入るみたいだな」
煙突がないのでというのだ。
「どうやらな」
「へえ、そうなんだな」
「煙突ある家があってもな」
あることはあってもというのだ。
「殆どないからな」
「それでか」
「サンタさんは窓から入るらしいな」
「そこは違うか」
「そうみたいだな、しかし」
ローズマンは今度は街で謡う歌手達の言葉を聴いてこうも言った。
「今の歌手いいな」
「ああ、いい曲だな」
ジョースターもその曲を耳にして言った。
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