第二章
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「だからな」
「今日は日曜じゃないからか」
「行かないさ」
「こだわりってやつか」
「そう言うお前も行かないだろ」
「俺も教会に行くのは日曜だよ」
ローズマンもだった、このことは。
「だからな」
「今はだな」
「部屋でじっとしてるな」
「全然クリスマスらしくないな」
「そう言うお前もだろ」
「まあな、やることがな」
買いものは行った、その後はだった。
「ないな」
「お前も彼女いないしな」
「彼女持ちじゃないとな」
「クリスマスやることないな」
「教会に行かないとな」
「ああ、それで仕事もないとな」
それこそというのだ。
「買いもの行ったらな」
「もうだらだらしているだけだな」
「本当にな」
「じゃあな」
「俺もゲームするか」
ローズマンはこう言ってだった、そのうえで。
ゲームをはじめようとした、だが。
ここでだ、彼はジョースターにこんなことを言った。
「外出ないか?」
「寒いのにか」
「寒くてもここにずっといてもな」
部屋の中にというのだ。
「仕方ないだろ」
「そうか?」
「まだ昼飯も食ってないんだぞ」
時計で時間をチェックするとまだ十時半である。
「それでこのままずっと部屋の中にいるとかな」
「折角のクリスマスなのにか」
「それもあれだろ」
「だからか」
「街出てな」
そしてというのだ。
「適当でもいいから色々見たり遊んだりな」
「そうしようかっていうんだな」
「そうだよ、行かないか」
「そうだな、俺もゲームばかりしてもな」
インドアに徹してもとだ、ジョースターも応えた。
「仕方ないしな」
「ああ、晩飯は買って来たローストチキンとかを食うにしてもな」
それでもというのだ。
「それでもな」
「仕方ないだろ」
「ああ、けれどお前寒いのは」
「厚着してくさ、靴もな」
これもというのだ。
「中に毛があるな」
「それ履いてくか」
「ブーツでな」
「そうか、じゃあ一緒に行くか」
「そうしような」
こうした話をしてだった、二人は。
部屋を出た、するとすぐにだった。
音楽が聴こえてきた、ロンドンは街中でよく駆けだしだったりアマチュアだったりするがロックシンガーが歌っている。それは冬でも同じだ。
それで音楽が聴こえてくるがその曲は。
「クリスマスだからか」
「ああ、音楽もな」
ローズマンはジョースターに応えた。
「クリスマスソングばかりだな」
「そうだよな、しかしな」
「しかし?」
「教会の讃美歌とはまた違うな」
「そっちのクリスマスソングとか」
「ああ、そういえばな」
ジョースターはさらに言った。
「日本もクリスマス祝うんだよな」
「ああ、それも我が国以上みたいだぞ」
「それ
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