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戦姫絶唱シンフォギア〜響き交わる伴装者〜
戦姫絶唱してないシンフォギアG〜装者達の日常〜
装者達のクリスマス・イブ
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「紅介、はしゃぎ過ぎだ。あんまり騒ぐようなら、その口をマスクで塞ぐぞ!?すみません奏さん、紅介はこういうやつでして……」
「まあまあ、いいじゃないか。今夜は無礼講なんだしさ。それに、ファンに直接祝ってもらえるクリスマスってのも、悪い気はしない……ぞ?」
「ありがとうございます奏さぁぁぁん!!一生着いてきます!!」
「紅介……」
「あはは……」
「このローストビーフ、美味しい……」

未来に呼ばれてやって来た恭一郎や、奏と同じ空間でクリスマスを過ごせる事に興奮して燃え上がっている紅介。

そんな紅介に呆れる飛鳥と、一人黙々と料理に舌鼓を打つ流星。

職員達はそれぞれを見守り、微笑みながら、聖夜の男女を祝福し、自らも友人達との宴を楽しむのであった。

「あの……弦十郎さん。マリアさん達は元気にしてますか……?」
「マリアくん達か?……そうか、君は確か彼女のファンだったな」

流星の言葉に、弦十郎は彼の目を真っ直ぐに見て答えた。

「大丈夫だ。今頃、彼女達もクリスマスを祝っている頃だろうさ」



「デデデデースッ!このお肉、めちゃんこデリシャスなのデース!」
「このポテトサラダの味付けも中々……」

監房の中にて、F.I.S.の四人はクリスマス料理を堪能していた。
二課からのクリスマスプレゼントとして贈られた料理の味に、切歌と調は早速唸っていた。

「まさか、監獄の中でクリスマスを祝えるなんてね……」
「二課には感謝しないとな……。あれだけの事をやらかした俺達に、ここまでよくしてくれるなんて……」

囚われの身ではあるが、マリアやツェルトに二課を疑う気持ちはない。

先のフロンティア事変の中で、二課のシンフォギア装者達や緒川、弦十郎を通して彼らの人となりを知っているからだ。

第一、わざわざクリスマス・イブの夜に装者と職員が手ずから作った料理を届けさせるような組織が、損得を動機にする筈がない。

妹分達に倣って、マリアとツェルトも料理に手を付け始めた。

「ん〜♪美味しいじゃない!」
「ッ!美味い……!安物の細切り肉とはレベルが違うな……」

貧乏な食生活を強いられていたあの頃を思い出し、二人は涙を流しつつ箸を進める。

「……ん?これは──」

ふと、ツェルトが皿の脇にナプキンと共に添えられていた封筒に気が付く。

宛名は『F.I.S.のみんなへ』、差出人の名前は……。

「ッ!マリィ!調、切歌!セレナからだ!」
「へっ!?セレナッ!?」
「本当に!?」
「何デスと!?」

ツェルトは封筒を開けると、中に入っていた手紙を開く。

手紙はクリスマスカードになっており、そこにはセレナからのメッセージが書かれていた。

『マリア姉さん、みんな、
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