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戦姫絶唱シンフォギア〜響き交わる伴装者〜
戦姫絶唱してないシンフォギアG〜装者達の日常〜
装者達のクリスマス・イブ
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で、街を出歩いてみないか?」



一瞬盛り上がりかける職員達であったが、昂る気持ちを抑え、了子の答えを待つ。

対する了子の答えは……。



「いいわよ?でも、具体的なプランは決まってるの?」

「それは……これから考える」
「だと思った……」
「すまない……」
「なら、私の買い物に付き合ってくれる?そろそろ新しいコートが欲しいのよ〜」
「なら、俺が払おう。好きに選ぶといい」
「じゃあ、遠慮なく♪」

一瞬だけ不安が生じたが、最終的にはトントン拍子でデートの予定が固まっていった。
職員達は今度こそ無言のガッツポーズを決め、少しずつだが距離を詰め始めた上司二人を祝福するのだった。



そして12月24日、クリスマスパーティー当日。

『メリークリスマス!!』

特異災害対策機動部二課の仮設基地にて、クリスマスパーティーが開催された。

「翔くーん!はいっ、プレゼント!」
「ありがとう、響。はい、俺からもプレゼントだ。いつもありがとう」
「おおっ!!ありがとう!翔くん大好きっ!」
「んんッ!?///」

早速プレゼントを交換し、公衆の面前でイチャイチャし始める翔と響。

「緒川さんッ!今年もお世話になりっぱなしで……これくらいしか返せませんが、受け取ってください!」
「ありがとうございます。翼さんからのプレゼント、大事にしますね。……では、僕からも」
「なっ!?あっ……ありがとう、ございます……」

新しいネクタイピンと髪留めを贈り合い、それぞれその場で身につける翼と緒川。

「クリスちゃん、はい、あーん」
「ん?あ、あーん……///」
「美味しい?」
「ん……悪かねぇな……」

純からの不意打ちに顔を真っ赤にするも、満更でもなさそうなクリス。

「弦十郎くん、私達もしない?」
「む?……りょ、了子くん……ほら、その……あ、あ〜……」
「あ〜ん……ん〜♪」
「美味いか?」
「モチのロンよ〜。ほらっ、弦十郎くんも。あ〜ん」
「むぅ……。……あー……」

純とクリスに触発され、ここぞとばかりに弦十郎の初心な様子を楽しむ了子。

「藤尭くん、おつかれ。はい、温かいものどうぞ」
「温かいものどうも。……は〜、やっぱり友里さんの珈琲は身に染みるなぁ……」
「ジジ臭いわよ〜」
「ひっどいなぁ!?俺まだ30超えてないよ!?」

前日に仕込みが終わっていた料理を火にかけ、テーブルに並べ終えた功労者である藤尭を労う友里。

「未来さん、いいの?僕達まで呼んでもらって……」
「うん。弦十郎さんに許可は貰ってるから」
「うおおおおお!奏さんと一緒にクリスマスを過ごせるなんて!?マジか?マジだな!?マジなんだよな!?夢じゃねぇんだなぁぁぁ!?」
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