暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第7章:神界大戦
第228話「潰えた導き」
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時に優輝の移動先を感知し、そこに攻撃を繰り出したのだ。
 辛うじて、着地は成功させた優輝だが、ダメージをさらに負った。

「ッッ……!」

 顔を上げれば、そこには一面の“闇”の弾丸が。
 さらに、頭上には強大な理力の気配。
 細かい理力も四方八方から感じられた。

「(逃げ場は……ない……!?)」

 完全に包囲されていると悟った優輝は、即座に前に駆け出す。
 最低でも、頭上からの攻撃は躱すべきだと、突貫する。

「ぉ、ぉおおおおっ!!」

 理力を振り絞り、剣を振るう。
 雨霰のように迫る“闇”の弾丸は、当然その程度では防ぎきれない。

 ………否。

「ぉ――――――」

 ……そもそも、優輝に回避や防御の余裕はなかった。

「―――――――ぁ」

 塗り潰すかのように、“闇”が優輝を呑み込んだ。
 そのまま、上空から鉄槌のように“闇”が振り下ろされる。
 さらに弾丸が突き刺さり、漏れ出た“闇”が瘴気のように広がった。

「ご、ぁ……が、ぐ、ぅ………!」

「嫌ですねぇ、貴方相手に手を抜く訳がありませんよ。貴方は、倒して、染めて、完全に従えるまで……絶対に手を緩めません。油断も慢心もしませんよ」

「っづ……イリ、ス……!」

 弾丸のように殺到した“闇”が槍となっていたのか、優輝は縫い付けられる形でいくつもの槍に貫かれていた。
 それでも、優輝の目は死んでいない。

「多勢に無勢な所を、よくここまで足掻きました。しかし、もう終わりです」

「っご……!?」

 さらに“闇”が殺到する。
 それだけではない。他の神々の攻撃も優輝へと突き刺さる。
 既に、体を動かす事もままならないというのに、僅かな慈悲もない。

「先に四肢を落としておきましょうか」

「っ、ぁあぁあああああっ!?」

「斬り飛ばす、なんて真似はしませんよ。その場で斬るだけです。手足だけで動かれる“可能性”も無きにしも非ずなのですから」

 手足が斬られ、その断面を“闇”で塞がれてしまう。
 これによって、理力で補填する事も出来なくなった。
 不可能ではないが、今の優輝では“闇”を突き破って補填する力が残っていない。

「さぁ、どこまで耐えるか、見せてください……!」

   ―――“深淵なる闇(バトゥース・スコタディ)

 刹那、闇よりも深い闇色が、優輝を呑み込んだ。



















       =優輝side=







「っ、ぁ………」

 気が付けば、辺りが全て暗闇の空間にいた。
 自分の姿ははっきりと認識できるにも関わらず、目の前すら見えない。

「(……さす
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