暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep15永き悲劇の結末へ〜Curtain fall〜
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、出来ればなんやけど・・・」
「はい!」
「はい、仕方ありませんね」
シャルの方も一応、シャマルから治癒魔法を掛けてもらった。そしてシグナムは“レヴァンティン”に炎を纏わせて、シャルを温めるための暖とした。そんなところに『コアの完全消滅を確認!! みんなお疲れ様でした!』ってエイミィから通信。防衛プログラムの残骸の回収や街の修復の仕事があるけど、それは管理局に任せて、私たちはアースラで休んで、っていうものだった。それでようやくみんなの顔から緊張が消えた。
「やったな、シャル、ルシル」
「当然じゃない♪」
「まぁこんなものだろ。お疲れ様だ、クロノ」
クロノはシャルとハイタッチをした後、体を起こしたルシルともハイタッチしていた。ルシルの大丈夫そうな顔を見て安堵した私たちもハイタッチを交わした。長い長い夜の終わりだ。
「あっ、アリサとすずかはどうなったのっ?」
「そうだ! アリサちゃん達は!?」
『大丈夫、安心して。被害の少ないところの結界はもう解除してるから、アリサちゃんとすずかちゃんにはすでに元いた場所に戻ってもらったよ』
私となのはの疑問にエイミィが答えてくれた。2人の無事を知れて、私たちは本当に終わったって肩から力を抜いた。
「ふぅ、これで一件落ちゃ――」
「はやて!?」
「「・・っ!?」」
シャルの声を掻き消したのはヴィータの叫び声。私たちがヴィータの方へと向くと、シグナムに抱えられていたはやては苦しそうにしていた。
「はやて!? はやて!? はやて!」
「ぅく、クロノ! 彼女を早くアースラへ!」
「ああ! エイミィ、今すぐアースラへ転送を!!」
ルシルの一声にクロノが答えて、私たちは急いでアースラに向かった。
†††Sideフェイト⇒ヴィータ†††
あたしら守護騎士は、アースラとかいう管理局の艦の一室を借りて集まってる。ベッドの上で眠るはやてを見守るように、はやてから新しい名前を貰った夜天の魔導書・“リインフォース”から話を聴いていた。あたしらの今後のことで、だ。ほとんどが予想してたことだった。ああ、解かってたんだ、全部。
「――夜天の魔導書のシステムの大半が破損している。もはや致命的だ。最も厄介だった防御プログラムは停止できたが、あくまで停止。歪められた基礎は変わらずだ」
「ということは、夜天の書は新しく防御プログラムを組み直しちゃうってことよね・・・」
「じゃあまたソイツが暴走しちまうんだな・・・」
「・・・そういうことになる。いずれ防御プログラムは復活し、再び猛威を揮うだろう」
「リインフォース。正常に機能している今のお前なら修復は出来るのではないのか?」
「残念だがそれは無理だ。|管制
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