暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep15永き悲劇の結末へ〜Curtain fall〜
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苦茶に再生しているから、かなりグロテスクなモノへとなっていた。でもクロノはエイミィに「プランの変更はなし」だって言ってる。それなら私たちもそろそろ準備をしておこうか。

「デュランダル、一気に決めに行くぞ」

≪OK, Boss≫

クロノが“デュランダル”を構えて詠唱へと入った。

「悠久なる凍土。凍てつく棺のうちにて、永遠の眠りを与えよ・・・」

海面が凍結されていって、海上に在る“闇”も一緒に凍っていく。

「凍てつけ!!」

≪Eternal Coffin≫

最後の仕上げと言わんばかりに“デュランダル”を振るったクロノ。“デュランダル”が術名を告げたと同時に“闇”は海と共に完全に氷漬けになった。それでもなお再生しようとする“闇”。凍結封印っていう手段はやっぱりダメみたい。

「フェイトちゃん! はやてちゃん! 全力全開で行くよ!」

「「うんっ!」」

最後はなのは、フェイト、はやてによる同時砲撃、トリプルブレイカーによるコアの露出。そのあとは私とルシル、2人の魔力を持つ一撃で、この戦いを幕とする。なのはの号令の下、3人が己の最強の一撃の準備に入った。私はそれを見ながら“キルシュブリューテ”を取り出し、“真技”の術式を組む。

(何百年振りかの真技だよ、頑張ろうね)

鞘に収められた“剣神の愛刀(キルシュブリューテ)”を見詰める。私もみんなに負けないように全力全開で行かないとね。恥ずかしいマネは出来ず、見せることも出来ないもん。

「期待に応えないといけないよね」

「いくらでも魔力を持っていって構わない。剣神の名の由来、見せてやれシャル」

「よぉっし!」

私とルシルは、なのは達へと視線を戻す。

「全力全開! スターライト・・・!」

「雷光一閃! プラズマザンバーーーッ!」

「響け、終焉の笛。ラグナロク!」

はやての術式名を聞いた私とルシルは「っ!」一瞬身構えた。まさかこんなところで“ラグナロク”なんて聞くとは思ってもみなかったからだ。残ってほしくない名前はさっさと消えてくれればいいんだけどね。

「「「ブレイカァァァァーーーーーーッ!!」」」

――トリプルブレイカー――

3人より放たれた膨大な魔力を持った砲撃。それを受けた“闇”は見事に粉々に吹っ飛んだ。

「フライハイトちゃん! セインテスト君! 今!!」

シャマルから声が掛かった。“闇”の残骸の中心で黒く輝くコアを確認。

「シュテルン・リッターが剣神シャルロッテ・フライハイト・・・参ります。目醒めよ。断刀・・・キルシュブリューテ!!」

体内の“魔力炉(システム)”が暴れだし、魔力が荒れ狂う。だけど“魔力炉(システム)”のダメージは、ルシルと分担してるから割
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