暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第二部〜雅、結婚騒動〜
EPISODE18『己の歌』
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、逃げた先には雅達が先回りして待ち構えており、アルカ・ノイズの攻撃が響に向けられる。響は咄嗟に避けるが、靴が攻撃を掠めてしまい、響の靴は塵になって分解される。
「どうした、戦わないのか?」
雅の指示でアルカ・ノイズ達は動き出す。すると、突然黒い車が乱入し、その中からマリアが飛び出す。
「マリアさん!?」
響が驚いていると、マリアは響からガングニールのペンダントを取り上げ、
「Granzizel bilfen gungnir zizzl」
ギアを起動させ、かつて自身が纏っていた武装、烈槍・ガングニールを纏う。
「なるほど、これは予想外だ。」
「何が予想外だよ。全部知っているくせに。」
「こういう時はそう言うのがルールみたいなものだ。」
雅の言葉にガリィは文句を言いつつも、仕方なく共に行動する。
「♪この 胸に宿った 信念の火は 誰も 消すことは出来やしない 永劫のブレイズ」
マリアはガングニールのアームドギアを振るい、アルカ・ノイズ達を倒して行く。
「♪今 たとえこの身を 焼きつくそうと 信ず我が道のためなら 天になってもいい」
「仕方ないな。」
【CHANGE RIDE-MEGA URUOUDER-】
雅はディロードライバーをメガウルオウダーに変える。
{stand by?}
雅はネクロムゴースト眼魂を起動させ、メガウルオウダーにセットし、メガウルオウダーに認証させる。
{yes sir!loading…テンガン!ネクロム!メガウルオウド…crash the invader!}
雅は仮面ライダーネクロムに変身し、構える。
「♪絶対に譲れない 夢が咆え叫ぶよ〜 正義の為に 悪を貫けぇ!」
マリアはネクロムとガリィに向かって突き進む。
「♪涙などいらない 無双の一振りよ!」
マリアの覇気を見たネクロムはグリムゴースト眼魂を取り出す。しかし、
「♪覚悟を!今かまえたら!誇りと〜ちぎ…ッグァァァッ!」
マリアのガングニールはネクロムに届くことは無く、適合値の限界を迎えてマリアの装備は自壊してしまう。
「っく、ここまでか!」
ギアを失い地面に伏せたマリアは立ち上がる。しかし、
「歌う事すら出来ない槍に戦えない槍。わざわざ分解する必要は無いだろう。ガリィ、今回は退くか。」
「私もすっかり興ざめだよ。まさかどっちもハズレ装者だったなんてな!」
雅は変身を解除し、ガリィと共に去って行く。
「大丈夫か?」
マリアは響を案じて近づく。しかし、
「返してください!それは私のガングニールです!」
響は近づくマリアからガングニールのペンダントを取り返す。
「…ああそうさ!それはお前のガングニールだ!あの時ガングニールが認め、私から奪っていった、お前のガングニールだ!」
響の態度を見たマリアはそう言い返す。
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