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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第百二十七話 決戦に向けて準備です。その2
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せようとするも、ダメだった。磁場の乱れか、機械の故障か。
アルフレートにとって不吉な予感が芽生え始めていた。
* * * * *
ヴァーミリオン星域、新総旗艦移動要塞アーレ・ハイネセン――
シャロンはカトレーナ、アンジェ、ティファニーを見まわした。
「さて」
3人は次の言葉を待つ。
「ここまでご苦労様。帝国軍に対して適当に交戦しつつ、適当に損害を『出してやり』つつ、この場所までおびき寄せることは成功できたわ」
『・・・・・・・』
「イーリス作戦の最終段階よ。既定されているプランの修正はIDEA計画に従って行う事にするわ。両軍衝突予定時刻は帝国暦488年8月31日午前10時30分。」
シャロンの微笑が濃くなる。
「地獄を見せてやる時が、来ましたわね・・・・」
カトレーナがうっすらと笑う。
「地獄?違うわよ、カトレーナ。そんなに甘いものではないわ。地獄の責め苦には大小がある、けれど、私は永遠に死してなお忘れないほどの
地獄
(
シャロン
)
という名を彼女たちの魂に刻み付けてやるのよ」
ククク・・・・とシャロンが笑みを漏らす。アンジェ、ティファニーは無表情でそれを見ている。
「カトレーナ」
「はい、閣下」
「既にこちらの『残存』戦力を向こうが推定できるだけの情報は流してあるかしら?」
「はい、万事手ぬかりはありませんわ」
「結構。では後は手筈通りに」
3人は立ち上がった。カトレーナはともかく、ティファニーは一刻も早くこの部屋を出たくてたまらないと思っていた。アンジェは多少躊躇いがあったが、それを表にするほど暗愚ではなかった。
「あぁ、そうそう。一つ言い忘れていたわ」
3人はシャロンを振り返る。
「転生者たち、そしてラインハルト、キルヒアイスに対しては――」
シャロンの微笑が悪魔的になった。
「手出しは無用。この私自らがとどめを刺すこととするわ」
戦慄を纏ったオーラを3人は受けた。シャロンが一瞬その力を垣間見えるほどのオーラを放ったのを感じた。並の人間なら跡形も残さず消滅しているであろうが、流石に転生者たち3人は無事だった。
廊下に出た3人はそれぞれ無言で歩いていく。やがてカトレーナが「ここでわかれますわ」と言ってきた。最終情報統制を行う必要があるのだという。
「では、手筈通りに、頼みましたわよ」
カトレーナはそう言うと、すたすたと歩いていってしまった。アンジェ、そしてティファニーは黙ってそれを見送った。そのまま歩き始めればよかったのに、二人は止まったままでいる。まるでどちらかが何かを話すのを待っているようだった。
「アンジェ・・・・・。」
「何?」
「本当に、いいの・・・・?」
ささやくような
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