暁 〜小説投稿サイト〜
デジモンアドベンチャー Miracle Light
クリスマス
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
店名に改名されたのである。

因みに現在ハニービーモンは一乗寺家の子供達にデレデレであるのは言うまでもない。

「………ふう」

そしてクリスマスであるにも関わらず、店長であるブラックウォーグレイモンは溜め息を吐きながらクリスマスパンケーキを焼いていた。

特製の生クリームと新鮮な果物をふんだんに使い、そしてチョコレートソースをかけたとても視覚的にも味覚的にも美味しそうなクリスマス仕様のパンケーキ。

しかも甘いものが苦手な人のことも考えているのか、クリームとチョコレートソースの甘さは控えめで、ケーキの生地にはコーヒーを利用している為に甘いものが苦手な人でも無理なく食べられるようにしている。

因みにクリームとチョコレートソースの量やデコレーションは事前に伝えればそのようにしてくれるのでこの喫茶店にはかなりのお客様がやってくる。

特にクリスマスや子供達の誕生日には対応が大変な位のお客様がやってくるレベルだ。

しかし、今日はある客が来たせいで客が少ない。

「うおおおおおおおんっ!!何でっ!?何でなのよぉおおおっ!!?何であんなアホ犬幼年期のぬいぐるみが私のぬいぐるみより子供受けするのよおっ!!?」

「そんなことを俺に言われても困るのだが…まあ、これでも食べて落ち着け」

ブラックウォーグレイモンがクリスマスパンケーキとカフェラテを出すと大泣きしながらテイルモンがやけ食いを始める。

「うう…美味しい…と言うかあいつずるいのよ!あいつが子供達を独占するから子供達はあいつにばかりに懐いて…あいつは…あいつは表面上は気さくな良い奴に見えてもその本性は餡まんの餡ようにお腹の中がどす黒い鬼畜野郎だって言うのにぃっ!!!」

「ここにあいつがいなくて良かったな。ソウルビートからのインファイトを打ち込まれていたぞ」

「他作品ネタ止めなさいよ!前回は不覚を取ったけど…次は私がインファイトぶちかましてやるわ!!」

「そんなことを言って…殆ど敗北しているだろう?この前など落とし穴に落とされて敗北したと聞いているぞ…そんな罠に引っ掛かり、敗北する時点で勝ち目はないと思うが」

「ふぬうっ!?」

ブラックウォーグレイモンの言葉に呻くテイルモン。

しかしテイルモンはあることを閃いた。

「………ん?そうだわぁ…実力で殺れないなら搦め手を使えばいいのよ…フフフフフ…」

「…………」

目を血走らせて笑うテイルモンを見て、“あ、これ絶対に碌でもないこと考えている顔だ”とブラックウォーグレイモンは理解する。

「(……まあ、結果は分かりきっていることだな)」

然り気無く酷いブラックウォーグレイモンであった。

そして近くで感じるどす黒い気配を感じながら溜め息を吐いた。


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ