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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep52輝ける未来がため〜Road to the future〜
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けで胸がスッとする。ザマァ(笑)
私は“キルシュブリューテ”を一閃。回避を取った奴の前髪を浅く切り裂いた。あーもう惜しい。追撃しようとしたところで、左右からアルトワルドが突っ込んできた。私はルシルを信じて、さらに奴へと踏み込む。
――
殲滅せよ汝の軍勢
(
コード・カマエル
)
――
ルシルの槍群が2頭のアルトワルドに降り注いで貫く。そして槍は爆発して、アルトワルドを消し飛ばした。
「これで貴様も終わりね、アグスティン!」
――
双牙炎雷刃
(
フランメ・ウント・ブリッツ
)
――
「また我が覇道を拒むというのかッ、神器王ォォォーーーーッ!」
アグスティンが叫びながら私の攻撃を必死に避けきり、氷剣で反撃しようとした。
――
弓神の狩猟
(
コード・ウル
)
――
ルシルが蒼い魔力弓から放つ。長矢型砲撃がアグスティンの氷剣をピンポイントで粉砕した。動きを止めた奴へと“キルシュブリューテ”を横薙ぎ。それでも奴は新たに作り出した氷剣で、必死に防御するんだけど、生前と同じ身体能力となった今の私の一撃は防げない。私の一閃は音も無く氷剣を真っ二つにして、奴の右腕を浅く裂いた。漏れるのは血じゃなく魔力の粒子。
「おのれおのれおのれッ! この朽ちぬ身体ならば永遠に在り続け、今度こそ世界を統治できるというのにッ!!」
「有限は体を縛り、無限は魂を縛る。無限と永遠の命なんてものは単なる悪夢だということを、覚えておきなさい」
「・・・アグスティン。貴様はシャルに言ったそうだな。“世界を統治するためにまた世界に大戦を起こすのもいい”と・・・!」
――
第二波
(
セカンドバレル
)
装填
(
セット
)
――
ホールの天井近くに展開される、100は超える様々な属性を持つ槍群。私は巻き込まれないように避難する。
「もうそのような世迷言を口にするな・・・2度とだッ!」
――
蹂躙粛清
(
ジャッジメント
)
――
雨にように槍が降り注いでくる。一斉にじゃなくてアグスティンの逃げ場を作って誘導しておいて、別の槍でその逃げ場もろとも潰す。ルシルもやっぱりお怒りのようだ。カマエルも降り終え、私は支柱の陰から頭だけを出す。
「バカ・・な・・・せっか、く・・・こうして・・・世界に・・・干渉・・・」
ホールの中央、身体中に槍が突き刺さって倒れているアグスティンが居た。哀れなものだ。魔族を召喚しなければ、きっと私の方が負けていた。アグスティン。結局自分の“力”を信じ切れず、勝利を魔族に委ねたことで自分に敗北を招いた王。私はゆっくりホール中央へと歩き出す。2階部分から支援攻撃をしてくれたルシルも飛び降りて、着地して私に並ぶ。
「トドメは君が刺すか、シャル・・・?」
「・・・うん。私にやらせて」
“キルシュブリューテ”を強
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