暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep52輝ける未来がため〜Road to the future〜
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ス!」

はやてちゃん達に色々言われてるヴィータちゃん。それを眺めていると、フェイトちゃんが「大丈夫?」と声を掛けてきてくれた。私は「うん、大丈夫」と答えて、轟音がし続ける城の方へ視線を移す。

「アグスティンは、ルシルとシャルの因縁だから邪魔できない」

「うん。私たちは待とう。シャルちゃんとルシル君を出迎えるために」

†††Sideなのは⇒シャルロッテ†††

「アルトワルド、神器王と剣神を撃ち滅ぼせ!!」

――疾駆せし破軍の騎馬隊――

なのは達を巻き込まないように移動した場所、本城のエントランスホール。強力な防衛力を持つ大ホールで私とルシルは、アグスティンと、奴が率いるアルトワルド3頭と戦っていた。アルトワルドが数えきれない群となって、放電しながら突撃してる。

「シャル!」

「お願い!!」

ルシルのやろうとしていることを察して、私は大ホール端へ退避。

――輝き燃えろ汝の威容(コード・ケルビエル)――

その直後に、円陣が大ホールに展開される。効果範囲は直径60m。ギリギリ私に届かない位置にまで円陣のラインが引かれ、アルトワルドとアグスティンを呑み込むように蒼炎が噴き出した。

『・・・ダメか。シャル、戦闘準備』

『了解。ルシル、私を巻き込まないでよ?』

『そんなヘマはしない。君とどれだけの付き合いをしてきたと思ってる』

蒼炎の中でアルトワルドは、放電することで発生した半球状バリアを展開してた。2階のバルコニーに陣取っているルシルからの念話にそう返し、“キルシュブリューテ”を振り切って魔力刃を飛ばす。

(それにしても本当に反則よね、ルシルってばさ・・・)

ルシルはもう魔術は使えない。でも魔法となっても魔術の術式は使える。そう、神秘が無くなったこと以外、ルシルは魔術師と変わらない。その分、“創世結界”は扱えないから複製された異世界の術式や武器、神器は2度と使えないし、ルシルの固有武装“グングニル”も使えない。だからルシルはいつかデバイスを持つだろう。きっと槍型だろうなぁ、と思う。

「当たれッ!」

私の魔力刃は蒼炎を裂き、アルトワルドの雷の障壁を寸断。アグスティンに当たろうというところで、1頭のアルトワルドが盾になった。蒼炎も消える。それと同時に私は閃駆でアグスティンへ疾走。

「最後まで我の盾として役割を果たせ、魔族!」

消滅しかけているアルトワルドを足蹴にして、私の行く手を遮る壁として利用。私は怒りをぶちまけずに瞳に宿してアグスティンを睨みつける。小さく「ごめん」と消滅していくアルトワルドに謝った。

――炎牙月閃刃(フランメ・モーントズィッヒェル)――

真っ二つにして突っ切って、アグスティンに最接近する。奴は舌打ち。それだ
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