暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep52輝ける未来がため〜Road to the future〜
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《インバシオン・ローボ》――

――光牙聖覇刃(フンケルン・フルートヴェレ)――

そこに迫るアグスティンの氷狼の群れ。その数軽く50頭越え。私は1頭1頭相手にするのも面倒だから、広範囲を制圧する光の波を周囲に放って、何頭かに噛みつかれながらも何とか一掃する。通り過ぎていったアルトワルドとゼルファーダが反転。また私へと突っ込んでくる。それにファノのくちばしからの砲撃も追加。

「そらそらそら! 踊り止めると丸焦げにされるぞ、剣神!!」

手を叩いて高笑いするアグスティンに、私は完全にブチ切れる。捨て身でいいから奴をバラバラにしてやろうかと思いながら回避を取った時、ルシルから念話が来た。内容は・・・なるほど。うん、確かに。今来たよ、ルシル。ルシルの念話で一気に冷静になれた。感謝だよ。

――界律より剣戟の極致に至りし者へ。魔術師としての制限を解放。現代に存在するを許されぬモノを討て――

「3rdテスタメント・シャルロッテ、了解」

“界律”からの魔術師としての能力全解放許可を受諾。身体に満ち溢れる魔力。私は今取り戻す。剣神シャルロッテを。アグスティンが「何だと!?」っていう驚愕の声を上げているのが聞こえた。

『シャル、私にも戦わせてほしい』

ルシルからのお願い。きっと私がルシルから聴く最後の願いだ。私は『一緒に戦おう』と返し、ルシルからも『よろしく頼む』と返ってくる。アグスティンはさらに魔族を追加していく。アルトワルドが3頭になり、ファノが4羽になり、ゼルファーダが5体となり、フォヴニスも2体追加、無限の永遠ラギオンも4体召喚された。目を閉じれば感じ取れる。なのはとフェイトがはやて達と合流したのを。

「さぁ、始めようか。剣戟の極致に至りし者シャルロッテの、最後の契約(ラスト・テスタメント)を!!」

――剣神の星天城(ヘルシャー・シュロス)――

私は夜空へと変わりつつあったこの世界に“創世結界”を展開させた。セレスを除く全員を取り込むように、最後の決戦の場を。

†††Sideシャルロッテ⇒なのは†††

世界が変わった。私たちはついさっきまで“オムニシエンス”に居たのに。周囲には中世の巨大な城や幾つもの塔が見える、桜の花弁が舞う広大な闘技場に佇んでいた。

「すごい・・・!」

私はフェイトちゃんと一緒に、シャマル先生とキャロによる治療の最中だった。それが突然視界は光で閉ざされて、気が付けばこの光景。みんなも唖然としている。でも、すぐに冷静になる。シャルちゃんとルシル君の記憶で見たし、現に私はJS事件で体験したことがある。そうだ、ここは“創世結界”と呼ばれる世界。魔術師たちの目指す頂点の1つ。

「我が城に集う親友たち! 私と一緒に戦ってくれますか!」

シャルちゃんが蒼
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