暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep43オラシオン・ハルディン〜War in a Line of defense〜
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はいける。ルーちゃんはわたしに振り返って「わたし達、もしかして英雄・・・?」と少し興奮気味に微笑みかけてきた。

「そうかも・・・!」

何となくわたしはそう答えた。英雄になるつもりもないし呼ばれたいわけでもない。だけど、仲間を助けることで英雄になるのなら、わたしは英雄になろう。

≪おのれ、六課の竜召喚士!≫

≪六課の魔導師は生かして帰すな。確実に仕留めろ≫

そんなわたし達の乗るフリードに、また“アギラス”が後方から迫りくる。彼らの通信が聞こえる。わたし達を撃墜、殺すのだと。わたしはルーちゃんに「掴って!」と告げ、フリードに迎撃に移るようにお願いする。
フリードは一鳴きして大きく反転、こっちに向かってくる“アギラス”3機の真正面から突撃する。

「「いけぇぇぇぇッ!!」」

――シューティング・レイ――

――トーデス・ドルヒ――

“アギラス”の弱点、エアインテークへと射撃魔法を撃つ。だけど、わたし達の攻撃はエアインテークを外れて、AMFによって掻き消された。高速ですれ違う。反転速度はフリードの方が遥かに上。

「フリード! ブラストレイ!」

今さらこっちに機首を向けた“アギラス”に指を差して、フリードに火炎砲を撃たせる。“アギラス”3機は回避行動を執るけど、その内の1機が避けきれずに呑み込まれた。他の2機はそのままわたし達へと向かってきて、砲撃に呑まれた“アギラス”も爆炎を突き破って姿を現した。
3機の前面にヨツンヘイムの魔法陣が展開される。わたしとルーちゃんも、もう1度射撃魔法をスタンバイ。

≪≪≪消えろ!!≫≫≫

「ウイングシューター!」「パンツァー・ウム・ライセン!」

そして向こうが砲撃を撃つより早く高速射撃魔法を撃つ。わたしの高速シューターは、1機のエアインテークの両方を撃ち抜いた。“アギラス”は≪バカな・・・!≫っていう驚愕の声と一緒に爆散した。
そしてルーちゃんも、ティアさんの使うヴァリアブルシュートと同じAMFを貫通することが出来る多重弾殻射撃魔法で、残りの2機のエアインテークを破壊、その内の1機も爆散した。そしてもう1機、エアインテークから火を噴いているにも関わらず、そのまま突っ込んできた。

≪これで勝ったと思うな! 勝負はまだついていな――≫

――紫光掃破(ハーツイーズ・ドライヴ)――

「わたしが居る限り、2人には手を出させないよ・・・!」

苦戦を強いられていた航空隊の支援から戻ってきたレヴィちゃんの一撃で、最後の1機も爆散した。
レヴィちゃんはフリードに「ちょっとごめんね」と一言断りを入れてから背中に降り立った。

「ルーテシア、キャロ、ケガない? 大丈夫だった?」

わたしとルーちゃんに心配の声を掛けてくれた。もちろん無傷
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