暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep43オラシオン・ハルディン〜War in a Line of defense〜
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の戦争。

≪管理局所属大型艦、さらに一隻の撃沈成功≫

戦況は“特務六課”と協力者たちの力によって、徐々に管理局側へと傾きつつあるが、“テスタメント”側もまた、ただでは負けていなかった。今度は大型のXL級艦“センチュリオン”が煙を立てながら沈んでいく。

≪チャージ完了。照準、時空管理局支局。照準座標調整・・・クリア。砲撃術式効果を物理破壊に設定開始・・・クリア。砲撃準備完了。洗礼の一撃・・・発射≫

放たれる次元跳躍砲。目標は次元空間内にある管理局支局。上空へと一直線に向かい次元跳躍しようというところに、洗礼の一撃へと迫る3発の特大砲撃。
衝突。洗礼の一撃の射線がわずか数度といえど本来の軌道から逸れてしまい、次元跳躍することなく天へと消えていった。
管制システムにエラーが発生する。不発に終わることなどなかったために、演算システムに異常が生じていた。

≪全システムを強制再起動。チャージを再開。目標は同じく時空管理局支局に設定。次弾の射線を変更。直上に砲撃を掃射、妨害を受けないように次元転移させる≫

管制システムは再び次元跳躍砲、洗礼の一撃を放つためにエネルギーをチャージし始める。

†††Sideキャロ†††

「ホントにシャルさんの言うとおり上手くいっちゃった・・・」

わたしはフリードの上で、“女帝の洗礼”の次元跳躍砲の軌道を逸らすことに成功したことにビックリする。地上に降ろしたエリオ君の代わりにフリードに乗ることになったルーちゃんも驚いているみたい。

『キャロ、ルーテシア、ありがとう!』

そんなわたし達の元にシャルさんから通信が入る。シャルさんの言う作戦。それはついさっき、わたしとルーちゃんに言い渡されたもので、ヴォルテールと白天王の全力砲撃を次元跳躍砲にぶつけて相殺するというものだ。相殺は出来なかったけど、軌道を逸らして次元跳躍だけは防げることに成功した。

「あ、はい。でも相殺は出来なかったんですけど・・・」

『あー、いいよいいよ。次元跳躍さえ防げればいいんだから。キャロ、ルーテシア。ヴォルテールと白天王はこのまま女帝の洗礼の砲撃の妨害をお願い。それと、余裕があれば艦隊を狙ってる砲撃も相殺、もしくは軌道を逸らすようにお願い』

「「了解です!」」

通信が切れる。シャルさん達は今“スキーズブラズニル”の殲滅を行っているはずだけど、それにしてはすごく余裕そうだった。やっぱりエースクラスの魔導師、すごいとしか言いようがない。
わたしとルーちゃんは頷き合って、早速ヴォルテールと白天王に指示を出す。狙いは、今現在、管理局の艦隊を狙う砲撃群。

「「撃てぇぇぇぇぇぇッ!!」」

一直線に向かうヴォルテールと白天王の3発の砲撃は、艦隊に向かっていく砲撃の内2発を相殺した。これ
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