暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep10エルジア紛争制圧戦〜Joint struggle〜
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テスタメント所属スキーズブラズニル4番艦。現在、わたし達テスタメントは任務遂行中なため、そちらの指示には従えません。管理局所属艦ヴォルフラムに警告します。我々テスタメントの妨害をするのであれば交戦を止むをえません』
“4番艦”操主・トパーシオから通信が入る。その声色は可愛らしく幼さの残る少女のものだった。だがそんなことより驚くべきことがあった。
「な!? 無人やなかったんか!?」
オペレーターの報告とは違って、“4番艦”に人が乗っていたことに驚愕するはやて。すぐさまオペレーターが再スキャンを試みる。
「やはり何度スキャンしても生命反応なし、と出ます!」
同じ結果が出ることに困惑するオペレーターの声がブリッジに響き渡る。はやては“4番艦”を通して別のところから発信しているのかと考えるが、「司令! 敵艦の甲板に人がいます!」別のオペレーターからの報告が入り、すぐさま別モニターに“4番艦”の甲板が映し出される。広大な甲板にひとり佇んでいる白コート。体格は小柄で、声の通り子供だと判断するはやて。
「ホンマに生命反応が出やへんのやね?」
「はい。間違いありません。敵艦内に生きている者はいません!」
はやてにそう答えたオペレーターの言葉に静まり返るブリッジ。思うことはただ1つ。それじゃあ甲板に立つあの白コートを纏った子供は何なんだ?だ。
「こちら特務六課部隊長・八神はやて二佐。これより特務六課もエルジア紛争を鎮圧するために動く。まずは鎮圧を優先するつもりや。そやから交戦なんてせんでもええ」
はやてがトパーシオへと音声のみの通信を入れる。するとモニターに映るトパーシオが動きを見せた。フードに隠れている顔がハッキリとはやてへと向き直ったのだ。サーチャーの場所や見られていることも知らないはずなのに、それでもしっかりと自分に視線が向けられていることに息を飲む。
『それを信じろと? わたし達テスタメント幹部は、これまで何度も管理局に裏切られてきた。きっとあなた達も同じ。必ずわたし達を裏切る』
はやてはトパーシオの声に様々な感情が入り混じっているのが判った。怒りや呆れ、憎しみ、悲しみ。子供にしか見えないトパーシオが発するにはあり得ないほどの強烈な敵意。
「そやな。そやったら先にハッキリさせとこか。特務六課はエルジア紛争の鎮圧後にテスタメントを逮捕するために動く。協力するんは鎮圧を終えるまで。どうや? これならハッキリしとって裏切りなんて言えへんやろ?」
だからこそはやてが真剣な面持ちでトパーシオにハッキリと宣言した。協力して紛争を鎮圧した後は、一切合切の手加減なしで逮捕に行く、と。
『・・・うふふ・・・あははははは! そうだね。うん、それならハッキリしてる。いいよ、鎮圧するまでは一緒に戦う。だ
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