暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep10エルジア紛争制圧戦〜Joint struggle〜
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完全鎮圧できないほどだ」
繰り広げられている紛争の光景。戦場に倒れ伏す様々の勢力に属する魔導師や全く無関係の民間人たち。老若男女を問わないその亡骸の山に、見るのが耐えられないのかトパーシオがモニターから視線を逸らす。
トパーシオの元へと歩み寄るのはアマティスタ。後ろからそっと抱き締め、会議室から退室するように促す。しかしトパーシオは「ありがとう。大丈夫だから」と言って、モニターに映る惨劇を再び視界に入れる。アマティスタはもう何も言わず、彼女の隣に座ってその手を握った。
「この紛争を鎮圧するのは容易なことじゃないのは確かだが、それは魔導にのみ頼っているからとも言える。スキーズブラズニルの攻防力と我々幹部、そしてレジスタンスの助力で鎮圧できるはずだ」
「なるほど。その紛争を鎮圧できれば管理局に知らしめることが出来るな」
「ああ。魔導にだけ頼る愚考を改めるだろう」
ディアマンテの考えを察し口にしたマルフィール。ディアマンテは満足そうに頷き、管理局の魔法・魔導師至上主義を改めさせるには良い機会だと続けた。
「それで、だ。我々のターゲットはこの紛争を陰で操る組織だ。組織名をオルキヌス・オルカ。こいつらを絶対に捕縛する」
モニターに映し出される数十人の年齢層にバラつきのある男たち。“オルキヌス・オルカ”とは、戦争によって発生する利益などに集る、兵器開発などを主とした武器商人たちによる裏組織。紛争を起こしている二カ国の中にもその構成メンバーが入り込んでいる状態だった。幹部たちはその男たちの顔と情報を全て頭に叩き込んだ。
「なるほど、クズだな。それで? まさか、テスタメント総出かよ?」
「いや。俺は本拠地でアレの起動実験を行うためにパスだ。サフィーロとノーチェブエナとトパーシオは別命があるまで待機。マルフィール隊には引き続きレジスタンスへの教導を任せる」
ディアマンテは待機を指示した幹部たちを見回す。待機指示を受けたマルフィール隊の3人は「了解」と応え、ルシリオンとノーチェブエナことリインフォースはコクリと頷き応えた。
「よっしゃ! こういう派手なことをやりたかったんだよオレは!」
待機指示が下りなかった1人であるグラナードが勢いよく立ち上がり、両腕を掲げて吼えた。そして同様に出撃となったアマティスタとアグアマリナ・ペアは、フードに隠れてはいて見えないがやる気に満ちた表情をしている。
カルド・イスキエルドはこれ以上ルシリオンの怒りを買わないように全力でことに当たるつもりでいる。そしてディアマンテも立ち上がり、行動開始の号令をかけようとした。
「待って。わたしも行く」
「「「トパーシオ!?」」」
トパーシオの参加したいという意思に、アマティスタとアグアマリナ、カルド・イスキエルドが驚
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