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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
EP51高らかに斉唱せよ、我はヨツンヘイム皇帝!〜Agustin〜
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†††Sideヴィータ†††
「あ゛あ゛ーー痛かったですぅ〜(泣)」
リインがボロボロ泣いて、傷口が綺麗さっぱり無くなった腹を撫でる。けどま、そりゃ痛いに決まってる。いくら治るんだとしても、腹を槍で貫かれりゃ誰だって泣く。一応経験済みのあたしは泣いてねぇ。痛いけど泣かなかった。つうか泣けるか!
それにしても、結構早い段階でフィレスの槍は消えた。フィレスが居なくなって、はやてがシャマルに助けを呼んで、それから1分としない内だったし、一瞬で傷も癒えたし。そのおかげでこうして動き回れるんだけどさ。
「アギト、お前はどうだ。もう大丈夫か?」
シグナムもあたしと同じようにケロッとして、リインの隣に座り込んでるアギトに声を掛ける。
「な、泣いてねぇ・・・あたしは泣かなねぇ・・・!」
そう言ってっけど、少し涙目で涙声。我慢しなくたっていいのになぁ〜、アギトの奴。
「まだ調子悪い子は言ってね、本当に」
あたしらのところにシャマルが戻ってきた。シャマルは気を失ったリエイスのことを診ているはずだけど・・・。
「シャマル。リエイスはもういいのか?」
「え? ええ。リエイスはやっぱりブラックアウトダメージだった。けどもう意識も回復したし、今ははやてちゃんと一緒にクロノ提督と通信してる」
ブラックアウトダメージ、か。1度リインにも起きた。あん時はあたしが不甲斐無い所為で、騎士ゼストの攻撃から庇ってくれたリインが意識を失った。リインは結構かかったけど、そっか、リエイスはもう回復してんだな。よかった。それを聴いて安堵。あたしは泣き止んできたリインの元へ行って、よしよしと頭を撫でてやる。
「シャマル、スバル達の様子はどうなんだ?」
「良好よ。癒しの風でダメージは回復できたし。クイント准尉たちとお話してるわ」
アイツらも無事ならそれでいい。そう思っていたら、はやてから通信が来た。内容は、管理局艦隊が相手にしてた“フリングホルニ”と“ナグルファル”が消失したってものだ。
「それってつまり、フェイトさんがルシルさんに勝ったってことですか・・?」
鼻をすすりながらリインが訊いてきた。あたしらは顔を見合わせて、リインのそれに頷いて応える。2隻の戦艦はセインテストが複製によって喚び出したモノだ。それが消えたってことは、戦艦を維持することが出来なくなった状況に陥った。つまりはテスタロッサに負けて還っちまったか、それとも対人契約が成功したか・・・。
「テスタロッサちゃんならきっと、セインテスト君と出来たはずよ、対人契約を」
「だな」
『とゆうわけでな、ヴォルフラムが全速でこっちに向かっとる。私らは搭乗して、エヘモニアの天柱へ向かい、仲間を迎えに行くよ』
はやての通信に、あたしら八神家守
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