暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep46滅亡と創造へのカウントダウン〜Madness and sanity〜
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なたがエルジアでの一戦から今まで姿を現さなかった原因は、メノリアとの融合でしょ? あなたは魔族融合を行うと、他の幹部たち以上に存在(おもい)がひどく崩れる。だからそれの修復期間として、ずっと前線に出なかった。融合すれば自滅する、だから戦わない。当然ね。中級の魔人メノリアと同化して、未練と言う酷く脆い存在であるあなたが無事なわけがない。違う?」

「だったら、どうだというのですか? それが真実だとしても私の勝利は揺るがない。メノリアを武装せずともあなた達に勝つことぐらい、難しいことではないのですから。そしてすべてを終えたあと、私はセレスの元へと帰り、あの子の全てを許す」

「どうしてなん? セレスのお姉さんやったら、止めるんがお姉さんやろ・・・?」

「だってお姉ちゃんは妹を守るものだから」

フィレス空士がそう告げた瞬間、頭上が光るのが判った。一斉に上を見る。私たちに迫って来ていたのは、白銀の砲撃だった。

――真楯(ハイリヒ・フライハイト)――

シャルちゃんのシールドが私たち全員を護るように展開されて、砲撃を防いだ。ヴィータちゃんが「管制システムを破壊したのに、何で動いてんだよ!?」って怒鳴った。今の砲撃は間違いなく“騎士の洗礼”からの砲撃だった。シグナムさんがシャルちゃんとリエイスさんに「どういうことだ?」って尋ねると、2人が答える前にフィレス空士が口を開いた。

「剣神シャルロッテが破壊したのは確かに、オラシオン・ハルディン全体を統括するシステムコア。ですが、それはあくまで砲撃システムを効率的に動かすためだけの自動掃射システムに過ぎません。知りませんでしたか? オラシオン・ハルディンは手動のプログラミングでも動くんですよ。まぁジェネレーターの無い以上、次元跳躍砲はもう撃てませんけど」

最後の辺りは完全にリエイスさんに向けての発言だった。リエイスさんは何も言わずに、ただはやてちゃんを守るように佇んでる。それにしてもフィレス空士の言うことが確かなら、誰かが“オラシオン・ハルディン”の砲撃システムを、で起動しているということだ。誰が? 決まってる。セレスさんかルシル君のどちらかでしかない。

「散開!!」

健在である“騎士の洗礼”7基から次々と砲撃がまた放たれ始めた。私たちは散開して回避。そしてフィレス空士とメノリアとの戦闘を開始。神秘の扱えないシャマル先生たちは私たちの邪魔にならないように、この付近一帯から離れていく。そして神秘の扱える私たちは、現状解決のための手段を念話で話し合う。

『なのはちゃんとフェイトちゃんとシャルちゃんは、セレスを止めに行って! フィレス空士は私らで何とかするから!』

はやてちゃんがそう提案してきた。それに反論するのはシャルちゃんで、はやてちゃんに『いくら何でも無茶よ!
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