暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep42第二次オムニシエンス決戦開戦〜Final Stage〜
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ーズブラズニル4番艦・甲板

「アイゼン!」

≪Schwalbe Fliegen≫

ヴィータは甲板上に群がる“ガジェット”に、魔力を纏った誘導操作弾シュワルベフリーゲンを精確に打ち込んで、次々と爆散させていく。さほど時間を掛けずに1機残らず掃討し終えて、ヴィータは「うしっ」甲板へと降り立った。

『ヴィータちゃん、カルド隊との戦いを前に無茶してませんか?』

「心配すんな、無茶なんてしてねぇよ。それよりさっさとコイツを沈めねぇと・・・」

リインフォースUにそう返し、ヴィータは見取り図を面前に展開。すぐ真下にコアのある操舵室があることが判明。

「なんか楽な仕事だったな。まぁその方が助かるんだけどさ」

『そうですねぇ。でも、油断はダメですよ?』

「判ってるよ。アイゼン、ギガントフォルム」

≪Jawohl. Gigant form≫

“グラーフアイゼン”を小型のギガントフォルムへと変えたヴィータ。そして目の前に、自身の頭部以上の大きさを持つ鉄球を作り出し、頭上に飛ばす。

「そぉぉらぁぁぁぁッ!!」

≪Komet Fliegen≫

真紅の魔力を纏った鉄球を、ギガントフォルムとなっている“グラーフアイゼン”のヘッドで打ち出す。打ち出されたコメートフリーゲンは甲板を突き破り、ヴィータの足元に位置する操舵室、そのコアへと一直線に進み粉砕した。

「よっしゃ! 次だ!」

『はいですっ!』

その様子を、眼下に出来た穴から見たヴィータとリインフォースUは「次!」と、ゆっくりと崩れゆく“スキーズブラズニル4番艦”を後にした。

・―・―・―・―・―・

――スキーズブラズニル5番艦・甲板

シグナムは足元に展開したベルカ魔法陣の上で目を瞑り、眼下に存在する“スキーズブラズニル5番艦”の操舵室、そこにあるコアへと意識を集中していた。
彼女が手にしているのは、大型の弓となった“レヴァンティン”。遠距離戦闘用の形態ボーゲンフォルムだ。
甲板には、バラバラに切断された“ガジェット”の残骸が散らばっている。シグナムは障壁突破と同時に甲板に群がっていた“ガジェット”を、シュランゲフォルムの“レヴァンティン”で一掃していた。

「翔けよ、隼・・・!」

シグナムはゆっくりと魔力で出来た弦を引く。そして彼女の右手に、もはや槍とも言っていい長さの矢が生まれる。狙うべきは操舵室にあるコア、ただ一点のみ。シグナムの双眸は、たとえここから視認できずともしっかりとコアを認識した。

≪Sturm Falken !!≫

そして矢は放たれた。一直線にコアへと突き進み、何の対抗も受けずにシュツルムファルケンはコアを射抜き粉砕した。

『おお! さっすがシグナム! 何でも出来るんだな
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