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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep42第二次オムニシエンス決戦開戦〜Final Stage〜
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またシャルロッテの提案だった。
彼女は、母クイントの最後の時間を、たとえ戦場であってもナカジマ家と共に過ごしてもらいたい、とクロノに頼み込んでいた。そしてそれは許可され、こうして母クイントと娘たちのギンガ、チンク、ディエチ、スバル、ノーヴェ、ウェンディは同じ時間を過ごしていた。
ちなみに父ゲンヤもすでにクイントと再会し終えていた。短い時間だったが、2人だけの話も終え、今はある1隻の艦内で待機している。
「お見事です、母上」
「さすが母さん。無駄のない良い一撃でした」
「あら、チンクもギンガもなかなかよ♪」
「あたしは!? あたしはどうっスか!?」
ウェンディは元気いっぱいに自分を指差し、
「あ、あたしも、どうだったかな・・・か、母さん・・・」
ノーヴェは少し恥ずかしそうにしながら、
「あたしはどうでしたか、お母さん」
ディエチは少し遠慮気味に、それぞれクイントへとそう尋ねる。
「ちょっ、そんなこと言ってる場合じゃないよ!?」
「まだまだ来ますよ!」
迫り来ていた“ガジェット”群を一掃してすぐにクイントへと集まるナカジマ家姉妹。スバルとティアナが、何陣目かの“ガジェット”群と武装構成員へ指を差して注意する。そこに「おおおおおおッ!!」と咆哮が響く。
――鋼の軛――
地面から白い帯が幾条も突き出し、“ガジェット”を貫き破壊しては武装構成員たちを捕えた。それらはスバル達の後方に佇む狼形態のザフィーラの仕業だ。
「お前たち家族の再会に水を差すのは気が引けるが、時間もそうはない。急ぐぞ」
ザフィーラはゆっくりと先頭のスバル達の元へと歩み寄るとそう告げ、さらに迫りくる武装構成員たちと“ガジェット”群を見据える。ザフィーラの言葉を聞いたスバル達はそれぞれ頷き、再度地上部隊と共に進撃を再開した。
・―・―・―・―・―・
空と地の狭間を飛行するのは、シャルロッテを先頭とした“特務六課”飛行隊。目標は、新たに姿を現した敵戦力、8隻の“スキーズブラズニル”艦隊。
管理局の戦艦は、“騎士の洗礼”と“アインヘリヤル”の砲撃の的として機能しているため、なかなか動かせない状況だ。それ以前に動こうにも“騎士の洗礼”と“アインヘリヤル”による絶え間なき砲撃がそれを妨害し、常に最大シールドを展開しなければ、撃沈させれてしまうという状況で断念。
それに、戦艦という的が無くなれば、次の目標は航空・地上両部隊となる。そのような最悪の結末を回避するためにも、そのまま砲撃の的として徹するしかなかった。
『スキーズブラズニルは全体的に魔力障壁を張っていて、神秘を扱える私たちしか突破できない。そこで、私たちはここで分散して各スキーズブラズニル内に侵入、その巨体を支えるコアを破壊する。コア
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