暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep33再びの決戦に向けて〜Interval 7〜
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私がその役を担う。魔力的にも能力的にも知識的にも私が1番適しているし、なのは達には幹部戦がある。まぁ私もそうだけど、なのはたち以上の魔力を有している私しかいない。クロノとユーノは、もうそれしかないとでも思っているのか反対はしてこない。それともこうなった私を止めるのは無理なのだと諦めてるのかも。

「結界が解けたと同時に手の空いている戦力が施設攻撃。女帝の洗礼じゃなくて、もちろん他の砲塔とかパネルとか魔力供給施設とかを集中的に、ね」

「通用するなら艦載砲で薙ぎ払ってもいいのだろうか?」

「そこのところは任せる。でも味方は巻き添えにしないでよね。で、女帝の洗礼本体。アレは確実に落とす。たぶん施設の中でも1番の防御力を持つと思うから、私が外壁を無理矢理こじ開けて侵入。塔内をこれでもかというくらいに破壊し尽くす」

外部のエネルギー供給システムを破壊しても撃てる方法。それは、さらなる魔族召喚や幹部たちの魔族を使ってのエネルギー調達。出来るかどうかは判らないけど、出来たとしたら大戦時と同じ砲撃になる。だからそんなことが出来ないように内部を徹底的に破壊し尽くす。

「シャル、君にも幹部と戦う予定があるんだろう? そんなハードなことをして平気なのか?」

「心配してくれるの? ありがとう、クロノ。でも問題ない。真技3発撃てるだけの余裕を残しておけば勝てるから」

人が聞けば楽観し過ぎると思うかもしれないけど、もうそれしかない以上は仕方ない。下手になのは達をこれ以上の危険に晒したくないし。

「・・・そうか。なら砲塔群に関しては一応の解決だな」

「問題はオムニシエンス全体を覆う障壁なんだけど。シャル、何か手はある?」

「ごめん。正直、それにはお手上げな状態なんだ。界律の守護神(テスタメント)状態なら楽に解決できるけど、一魔術師としての私じゃ世界を覆う結界を破壊する術はない」

ユーノにそう答えると、それっきり黙りこむクロノ達。それはそうだ。私に期待していたんだろうけど、そんな私ですら解決できないとなると全てが破綻する。さっきの“女帝の洗礼”攻略も無駄になるというもの。それを解かった上で話した私は少し意地が悪いのだろうか・・・?

「シャル、1ついいか?」

「なに?」

「オムニシエンスを覆う障壁というのも魔術によるものなのか?」

「たぶん違う。だけど似たようなものと思う。世界を丸ごと覆うなんて魔術、大戦時においてもたった1つ。魔道世界アースガルドを数千万年と護ってきた最古の術式の1つにして最強・最高の防性魔術・原初の神壁アースガルド。とは言っても、今のルシルや敵の魔術師がどう足掻こうとも使えないモノ。だからオムニシエンスの障壁は、たぶんルシルから聞きだした術式を応用した、超絶に劣化した術式・・
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