暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep33再びの決戦に向けて〜Interval 7〜
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ホント、私たち一体何やってんだろ」

ちょっぴり反省。

「で、クロノとユーノが私を呼んだ理由って何?」

大体見当はついてるけどね。

「もちろんテスタメントに関することだ。今回の戦いで浮き彫りとなった敵地の圧倒的すぎる砲撃によ防衛能力。そして、実際に体験してないから判らないが、対象を世界外に排除するという障壁。それらに対抗する術を今までユーノと相談していたんだが・・・」

「砲撃の方に関しては推測だけどいくつか立てた。だけど障壁に関してはさっぱりって感じなんだ」

やっぱり。でも“女帝の洗礼”への対抗策を、とはいえ立てたのはやっぱりすごい。さすがは最年少で司書長とか、学者になっただけのことはある。

「なるほどね。じゃあユーノ。その推測、聞かせて」

ユーノから聞かせられる“女帝の洗礼”に対する対抗策は、私が思いついていた策と似たモノだった。というよりは同じと言ってもいいくらい。

「確かにね。あの施設内にあるソーラーパネルのようなやつ、アレと付近にある建物。それらが何かしらの重要な役割を持っていると私も見てる」

今目の前に展開されているいくつかのモニター。映し出されているデータは、“女帝の洗礼”が放たれたときに算出された、あの戦域の魔力濃度。砲塔群の周囲にある建物にかなりの魔力反応があるのが見て取れる。そしてそれら全てが“女帝の洗礼”に向かっていることも。

「このことからして、周囲の施設は陥落させれば・・・」

「女帝の洗礼は撃てなくなる、と見ていいかもね、確かに」

さらにソーラーパネルのようなモノも一緒に破壊して回ればおそらく落とせる。大戦時にはそんなものなくても撃てた“女帝の洗礼”だけど、現代じゃそうはいかないということだ。
でも、もう1つやり方がある。もしそれらを破壊した後、その策を採られたらさすがに対抗するのは無理だ。

「同時進行で、女帝の洗礼本体を破壊する」

私の推測した最悪の方法を採られる前に、“女帝の洗礼”を破壊する。

「そんなことが出来るのか!?」

「あんな大きいものを破壊するだなんて、艦載砲でも届かなかったんだよ!」

2人は驚いてるけど、それを言ったら最初から“女帝の洗礼”は攻略できないじゃない。

「まずは聞きなさい。確かに艦載砲じゃ破壊するどころか、その前の障壁で防がれる。私だってその光景を見ていたから百も承知。・・・まずはあの砲塔群の攻略。艦載砲を撃てども弾かれるシールド有り」

人差し指を立てて説明を始める。あの“レスプランデセルの円卓”を隠していた結界とはまた違う結界が砲塔群を覆っている。どちらも魔術による結界だというのはすでに判っている。

「私が全力を以って結界を破壊する。若しくは結界を解かないといけない状況に持ち込む」
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