暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep33再びの決戦に向けて〜Interval 7〜
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正論とかで押し切られると、そう呼んでしまう癖がわたしにあったりする。

『ん、よし。レヴィ、負けたなら2倍にも3倍にも4倍にもして返してあげればいいよ。最終的に勝っちゃえばいい。エリオとキャロもそう。ね?』

ルーテシアのその言葉に、わたしもエリオもキャロも頷いて応えた。そうだ。今回負けたんなら、今度は勝てばいい。

「ルーテシア、ありがとう。わたし、間違えそうだった」

わたしにはまだブースト3が残ってる。短期決戦に持ち込んで、ディアマンテが魔族と融合(するかどうかは判らないけど)する前に斃す。ブースト3発動時間は最大3分間。それがわたしに許された勝利までの時間。それから少しみんなで話して、次の戦いに備えて眠ることにした。

†††Sideレヴィ⇒シャルロッテ†††

「呼び出してすまないな、シャル。腰かけてくれ」

応接室に入ると同時にクロノが立ち上がって謝罪、ソファに座るよう勧めてきた。私は「気にしないで」と返して、もう1人の友人であるユーノが座るソファに腰を降ろした。クロノも私に続いて向かい側のソファに座る。と、それを合図のように私が今入ってきたドアから1人の女性局員が入室。

「失礼します」

彼女の手にはティーカップとソーサーが3客あるトレイ。私たちの間にあるテーブルに「どうぞ」と透き通った綺麗な声で、ホットコーヒーの入ったティーカップを置いていく。「ありがとう」って言うと、はにかみながらお辞儀して「失礼します」と言ってここを後にした。

「あれ〜? 私何かやった? 普通にお礼言っただけなんだけど・・・」

最後のあのテレ笑いのようなモノが気になる。何か私におかしなことがあったのかな?と思って、色々と自分の髪や顔に触れ、服装を見るけど別段おかしなところはない、と思う。

「君はその性格から女性の局員にも人気があったそうだぞ」

「彼女も君のそんなファンの1人だったんじゃないかな?」

クロノとユーノが苦笑いでそう言ってきた。そして「そっちの道に進むとなのは達が悲しむぞ」ってクロノが言ってきたから、飲んでいたコーヒーを危うく鼻から出しそうになった。げほげほ咽て、こんにゃろぉと、お返しとばかりに反撃。

「クロノこそあんな可愛い子に変な気を起こして不倫とかやめてよ? そんなことしたら間違いなく、その首リアルに飛んじゃうんだから。というより私が飛ばすから」

「げふぉっ」

私は耐えたけどクロノはダメだった。口を咄嗟に手で塞いだけど、指の間から漏れる黒い液体。思いっきり咽て私を睨んでくるけど、こっちはこっちで小悪魔的な笑み、ニタァと返してやる。ユーノが「あーはいはい。ストップストップ」と割り込んできて、クロノにハンカチを渡す。

「本題に入る前にこれほど疲れるとは・・・」


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