暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep30レスプランデセルの円卓〜Decisive battlefield〜
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ちに視線を向けてくる。フードの中から覗くその双眸には明らかにイラつきが見える。それでも私たちと戦おうとしない。それはつまり私たち“特務六課”と戦闘することが目的じゃないということだ。なら何が目的なのか。その答えは、ルシルが目指す場所にあった。
「向こうには確かはやてが居るよ、シャル」
はやてが居るということは、そこにはリインフォースも居るということだ。リインフォースとユニゾンすることが目的か、それとも別の目的があるのか。どちらにしても、ルシルの好きにはさせない。フェイトと頷き合っていざ、というところでクロノと“五課”のジープスター三佐から通信。
『幹部たちが地上部隊に襲撃を仕掛けてきた! 六課はどうなっている!?』
『一撃で部隊が分断されました! 至急応援をお願いします!』
周囲を確認すると、確かに幹部たちが地上部隊に攻撃を、というよりは牽制攻撃を放っていた。幹部たちと戦っていたはずのなのは達はどうしたんだろう、と通信を繋げようとしたとき。
『すいません! 今そっちに向かっています!』
なのはの通信が入ってきた。するとシグナム達からも今向かっているとの通信が入る。無事ならそれでいいんだけど。どうしてこんな事態になったのか。気にはなるけど、今はルシルをどうにかするのが優先となる。背の翼を羽ばたかせて突撃する。その間にも通信が入り続ける。
『こちらヴォルフラム! 前方の建造物群からオーバーSの魔力を感知!』
螺旋を描きながら互いに背後を取ろうと飛び、一瞬のすれ違いざまに“キルシュブリューテ”でルシルの右サイドの剣翼アンピエルを粉砕する。それと同時に“ヴォルフラム”からの通信を聞き、ルシルからふと視線を “エンペラトゥリス・バウティスモ”に移す。
(まさか・・・!)
中央以外の塔の先端に白銀の光が生まれていた。どうやら1番高いのが次元跳躍砲で、他はここの防衛用の砲塔らしい。1番外側の回転式の砲台にも同じように白銀の光が灯る。そして計18発の白銀の砲撃が、支援部隊と後退を始めていた“レジスタンス”の間に撃ち込まれた。
「砲撃で防衛線を築くわけか。幹部たちは支援部隊とレジスタンスを引き離す役目なわけね」
砲撃で“レジスタンス”の撤退完了までの時間稼ぎをするつもりらしい。こうなったらこちらも後退するしかない。今無理に攻め込むと、砲撃の餌食になるに違いない。
「あなただけは逃がさない!」
――
風牙真空刃
(
レーレ
)
――
ルシルは逃げるように私から大きく距離を取ったけど、真空刃で追撃。片方の剣翼が潰れているのにルシルはフラつくことなく、紙一重で避けながらさらに距離を開けていく。だけど、そこはフェイトが待ち受ける攻撃範囲内。ルシル。私が考えも無しに追撃していたと思わないことね。もう遅い
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