暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep30レスプランデセルの円卓〜Decisive battlefield〜
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の背中に乗った途端、フォヴニスの背中から光が噴き出したの。エリオ君はそれをまともに受けて吹き飛ばれて・・・」

思い出した。足元からフォヴニスの翠色の光が噴き出してきて、僕はそれを防御も回避も出来ずにまともに食らったんだ。なのにこの程度のダメージで済んだ。手加減されたのかもしれない。

「・・・グラナードは塔に向かったんだよね」

「え? う、うん・・・。行くの、エリオ君?」

「うん。グラナードは僕が止めるって決めたから」

だからここでのんびり寝ているわけにはいかない。キャロは少し黙った後、“ストラーダ”を手渡してきてくれた。

「フリード。わたし達を塔へ運んで」

僕はしっかりと“ストラーダ”を受け取って、キャロとフリードと一緒に塔へと向かった。

†††Sideエリオ⇒シグナム†††

『シグナム、アレが何なのか知ってるのか?』

「ああ。フライハイトとセインテストの時代の代物だ。確か名は、女帝の洗礼エンペラトゥリス・バウティスモ」

当時、アギトは2人の記憶を見ていなかった。だから知らんのだろう。当時はセインテストとその部隊に、容易くとはいかずとも陥落されていたが、現代にとってあれ程危険なモノはそうはないだろう。
ドンッ!と爆発音が響く。火龍一閃による爆炎が、闇色の炎によって吹き飛ばされた音だ。空を染め上げる漆黒の闇の中、2つの人影が徐々にその輪郭を現していく。アギトが『信じらんねぇ』と戦慄しているが、これもまた想定内。簡単に斃せるとは思っていない。

「来るか・・・?」

“レヴァンティン”を構え、相手の出方を見る。しかし2人は私たちに仕掛けようとはせず、闇色の炎の弾丸となり、塔へと飛んでいった。取り残された私たちは少し考え、すぐさま2人の後を追った。

†††Sideシグナム⇒シャルロッテ†††

空戦形態ヘルモーズのルシルが一直線にどこかへ向かっている。もちろんそれを妨害する私とフェイト。フェイトはプラズマランサーを18発。私は雷牙閃衝刃(ブリッツ・ランツェ)を連続で放つ。ルシルは当然のごとく気が付いて、流れるような動きで全弾紙一重で回避していく。

『気を付けてフェイト。結構やるようになってる』

『うん。一切の無駄が無い動き。今まで以上だね』

空戦形態となっているんだから当然なんだけど、レヴィとヴィヴィオと戦った時以上の戦力を取り戻している。ルシルがこっちに視線を向け、でもすぐさま元の軌道で飛んで行こうとする。シカトされるのもムカつく。

――炎牙崩爆刃(フェアブレンネン)――

――光牙十紋刃(タオフェ・クロイツ)――

――雷牙神葬刃(ブリッツ・エアモルドゥング)――

遠距離用の魔術を連発して、ルシルの行く手を完全に遮る。もう1度こっ
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