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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep27-Bアドゥベルテンシアの回廊 〜First Battle Line 2〜
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人――
フォヴニスが咆えて、両ハサミ、背部の甲殻が開き、尾の先端にも光が集束していく。オーレリアでシャルさんに使った多弾砲撃だ。僕は念話でキャロに離れているように告げ、キャロを巻き込まないようにする。
「いっくぜぇぇぇぇぇぇ!」
その直後に放たれる翠色の光線の雨。ソニックムーブの連続発動で避けて避けて避けまくる。地面を削り取っていく光線。破片と粉塵がこの一帯を覆っていく。視界が狭まる。でも、見えるんだ。翠色の
両目
(
ひかり
)
が目印になってくれている。
「おおおおおおおおおおおおおッ!!」
――紫電一閃――
†††Sideエリオ⇒はやて†††
「少しぶりやな、リインフォース」
私の目の前、私に未来をくれた最愛の家族の1人、リインフォースが居る。リインフォースは白の騎士甲冑姿で、私のことをじっと見つめている。
「リインフォース・・・」
「まだ、私をそう呼んでくれるのですか・・・?」
「当たり前や。ノーチェブエナやろうがなんやろうが、リインフォースはずっと変わらん私らの家族、リインフォース。家主の私がそう言うんやから、これは絶対や♪」
最高の笑みをつくる。誰が何と言おうとそれだけは絶対に変わらへん不動の事実。
「そう、ですか。それは、とても光栄なことですね」
リインフォースの微笑み。あの頃と何ら変わらん――ううん、もっと綺麗な微笑み。でもすぐに無表情に戻して、静かに拳を構えた。
「やっぱり戦わなアカンのやね。・・・ええよ、必要なんやろ?」
リインフォースが裏切り者とバレへんようにするには、どうしても私ら“六課”との戦闘が不可欠。そやったらそれに付き合うのが家主として、そして“夜天の書”のマスターとしての務め。決意を固めて、“シュベルトクロイツ”をリインフォースに突き出す。リインフォースも右拳をゆっくりと“シュベルトクロイツ”の先端に向けて、コツンと当てた。
「時空管理局、テスタメント対策部隊・特務六課部隊長、八神はやて二佐」
「テスタメント幹部、祝福なる祈願者ノーチェブエナ」
決闘前の名乗りを上げる。騎士としての礼儀。その瞬間、二人同時に距離を開ける。先手は・・・もらうよっ!
――バルムンク――
直射弾をあらゆる包囲から射出する。リインフォースは防御やなくて突進することでバルムンクを回避。
「いきます・・・!」
――シュヴァルツェ・ヴィルクング――
突進の勢いのまま、黒い魔力を纏った拳打を放ってきた。そやけど全力やないんは判るよ。だってこんなにも簡単に回避できるんやからね。半身横にずれて、リインフォースをやり過ごす。
『なぁ、リインフォース。やっぱりテスタメントとして、何かやりたいことがあったりするん? そのあと、全
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