暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep27-Bアドゥベルテンシアの回廊 〜First Battle Line 2〜
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“ヴォルフラム”から出撃して、最初に私が当たったのは幹部じゃなく“アギラス(連合統一言語で、鷲、って意味だ)”。人格型のAI搭載の戦闘機編隊。クロノの部隊と“五課”の支援部隊も頑張っているけど、次々と現れる“レジスタンス”の波の所為で対処しきれていない。エースかストライカークラスの魔導師でないとダメだなんて、これは少し厄介だ。

『スバル、ティアナ。あなた達も下を少し手伝って』

2人の戦う相手であるクイントさんとティーダが居ないことで、2人を支援部隊の援護に回す。地上に居る2人から『了解!』との返答。

『こちら特務六課、シャルロッテ・フライハイト。同隊スバル・ナカジマ、ティアナ・ランスター。クラウディア武装隊及び特務五課の支援部隊の援護に入ります』

『いいのか、シャル。そっちも大変なんじゃないのか?』

クロノからの念話だ。すっごい久しぶりな感じ。エイミィとは上手くやってるの?とか、子供は元気?とか聞きたくなったけど、生憎と今は実戦の最中。

『問題ないよ。私たちを誰だって思ってるの?』

『フッ、そうだったな。判った。援護、感謝する』

念話が切れる。さて、やってやりますかっ! 気合を入れるために両手で頬をパンッと叩く。

『出来るだけこちらで受け持つから、そっちも頑張って!』

『あ、はい! お願いしますっ!』

離れた場所に居る航空隊員たちに激励を送る。すると何か興奮気味な男性隊員がそう返してきてくれた。私はもう1度「一緒に頑張ろう」って言うと、離れた場所から「おおおおお!」って雄叫びが聞こえた。
あはは、まぁ頑張ってくれるならそれでいいや。さて、私の視界に入る、こっちに突き進んできた“アギラス”から今のところ神秘は感じられない。だから“キルシュブリューテ”を使うまでもないかな。

「トロイメライ、準備は良い?」

≪Ja≫

この世界での相棒“トロイメライ”を手に、“アギラス”を見据える。

山羊座部隊(カプリコルニオ)リーダーより各機、エース狩りだ≫

≪雑魚に構うな。特務六課の魔導師を最優先に仕留めろ≫

蠍座部隊(エスコルピオン)の二の舞は踏むな。情報通りならば、この女が例の部隊の最強だ≫

“アギラス”の声が耳に届く。カプリコルニオ、蠍座。それがコイツらの部隊名のようだ。あと私のことはすでに知れ渡っているみたい。まぁ3日目となればそれくらいは当然か。オーレリアじゃ幹部相手に暴れたし。

「掛かってきなさい。その翼を墜としてあげる」

8機編成のカプリコルニオとの距離が徐々に縮まる。私は動かない。向こうからわざわざ来てくれるんなら、それを真っ向から迎撃するのみ。カプリコルニオ全機の前面にヨツンヘイム魔法陣が展開される。魔力砲か。んでもって防御が対魔
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