暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep24その女、聖王教会にて・・・〜Interval 4〜
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床に天井に潜り込んでは私の腕から逃げる水色娘。

「ふんぎゃっ!?」

「シャルちゃん!」 「シャルさん!」

「あははははは! 大丈夫シャルロッテ〜?」

「おんのれぇ〜〜〜〜」

閃駆で先回りしようとしても逃げられる。壁に突っ込んだ私の後ろで指差しながら笑いやがるモグラ娘。メリメリと音を立てながら壁から顔を引き剥がす。うわぁ、壁に私の顔がくっきりと・・・。このままじゃ本格的に壁のオブジェになってしまう。何か布石を立てないと捕まえられないなぁ。

「ヴィヴィオ、レヴィ。て・つ・だ・え」

「え?」

「えぇ〜〜、やだ」

「2人とも。教会内で騒いだらダメだよ」

ヴィヴィオは戸惑って疑問符、レヴィはバッチリ理解して拒否。なのはは呆れ半分焦り半分なご様子。あー、あと少し待って。
するとセインが「それはルール違反だよ、シャルロッテ」なんて言うけど無視だ、この水色モグラ娘。というかルール無視って何だ? いつから私はモグラ叩き・・・、あ〜なるほど。手持ちハンマー二刀流のような反則と言いたいわけか。んなものは無視だ!

「レヴィはどうか知らないけど、ヴィヴィオに手荒なマネは出来ないよねぇ、セイン」

セインを挟むようにして立つ私となのは達。じりじりとセインににじり寄って、私は足を止める。止めざるを得なかった。だって、奥に居るなのはの後ろには・・・

「セイン? 一体何をしてるのですか?」

「し、シスターシャッハ!?」

腕を組んで仁王立ちをしているシスターシャッハ。表情は笑み。だけど、さっきのなのはみたいに目が笑ってないよ。なのはとヴィヴィオとレヴィが挨拶をすると、シスターシャッハは本当の笑みを浮かべて応えるけど、セインに顔を戻すとまた目の笑ってない笑顔に。これは怖い。

「セイン、ディープダイバーは遊びで使ってはダメだと言いましたよね?」

「え? これは、その、なんて言うか・・・」

セインがチラチラ私に視線を向けてくる。言外に“助けて”って視線だ。う〜ん〜・・・。

――暴力シスターがあらわれた。シャルロッテ2ndはどうする?

たたかう
どうぐ
なかま
にげる←

――ダメだ。威圧に巻き込まれて逃げれない。

(へ? なんで?)

シャルロッテは2ndどうする?

たたかう
どうぐ
なかま←
にげる

――なのはとヴィヴィオとレヴィは戦闘に参加できない。
シャルロッテ2ndはどうする? 

(なんてこと! ていうか私は関係ないんじゃ・・・)

たたかう
どうぐ
なかま
にげる←

――ダメだ。威圧に巻き込まれて逃げれない。

(ちょっ!? 何で!? 私がどうして威圧に巻き込まれないとダメなの!?)

シャルロッテ2
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