暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep24その女、聖王教会にて・・・〜Interval 4〜
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・・・えっと・・・」

騎士カリムの中で私はどういった位置づけにされてるんだろう? 私が少し戸惑っていると、騎士カリムは「???」といった風で、首を少し傾げて口を開いた。

「私たちベルカの騎士は、シャルロッテ様を始めとしたかつての騎士の方々の末裔。私たち現代の騎士にとっては、正しくシャルロッテ様は雲の上の人。ですから遥かに古き時代の騎士の御一人であるシャルロッテ様に、敬意を表すのは当然のことだと思っています」

屈託の無い微笑みは相変わらず。本当に綺麗な女性だ。それより騎士カリムは、どうやら私とルシルが見せた大戦時の記憶に影響されたみたい。かなり大げさだけど、確かにベルカの騎士は私たちの末裔とも言えたりする。
でも、だからってそこまで敬意を表すのもどうかと思うよ、ホント。それに雲の上の人って言い過ぎ・・・。まぁ、あながち間違ってないけど。死んでるし、守護神だし。

「そ、そんな大げさな。それに様付けって・・・。えっと、前みたいに騎士シャルロッテとかでいいんですけど・・・というか騎士シャルロッテでお願いします」

堪らず敬語で頭を下げてお願い。

「シャルロッテ様がそう仰るなら・・・。騎士シャルロッテ」

顔を上げると、また深く一礼している騎士カリムに戸惑う。私は隣や後ろに居るなのは達に助けを求める。でもみんな、騎士カリムの様子に目が点。ポカンってしてる。

(ダメだ。なのは達、オットーとディードですらフリーズしてる。ここは話題を切り替えるしかない!)

「き、騎士カリム。その、挨拶もここまでにして・・・えっと・・・。あ、ヴィヴィオ。私たちが今日ここに来た理由、何だっけ?」

ヴィヴィオへと話を振る。手っ取り早く本題に入るのが一番の解決法だ。

「え? あ、う、うん! イクスのお見舞いに来ました。それで、シャルさんにイクスの身体を診てもらおうと・・・思って」

イクスっていうのはイクスヴェリアの愛称。でも、診てもらうって。イクスヴェリアは病気か何かなのかな・・・?
そこんところはまだ説明されてないし。私をわざわざそのイクスヴェリアと会わせたい、診せたいということは、その子にはかなりの問題があるみたいだ。

「そうですね。魔術師でもある騎士シャルロッテなら、イクスを目覚めさせる方法をご存知かもしれませんし・・・」

視線が一斉に私に集中する。さっきまで怯えてたセインすら、まるで縋るような目を向けてくる。これはいよいよ結構なプレッシャーが襲いかかってきたよ。

「すいません。席に案内もせず。オットー、ディード。お茶を用意してくれるかしら」

話しが長くなると思ったのか騎士カリムは、オットーとディードにお茶の用意をお願いしつつ、陽の当たる席へと私たちを案内した。そこはスカリエッティ事件の、“機動六
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