暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep17オーレリアの秘密工場〜Weapons factory〜
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情報を基に、ネベラ山へと赴いていた。ネベラ山に入り捜索を開始するが、しかし行けども行けども工場らしき建物は見えてこない。
指揮官のはやてとリインとレヴィを除く“特務六課”は車を降り、防護服へと変身して空と地上からの捜索に入る。

『・・・こちらライトニング1。それらしき建物を発見』

捜索開始から数十分、フェイトは目標発見の報告を各員に入れる。フェイトの目下には大きな縦穴がいくつもあり、そのいくつかの縦穴の底に工場らしき建物が何棟もあった。各員に場所の位置を報告しようとしたその時、“バルディッシュ”が警告を発する。地上の縦穴から正体不明の何かが出て来る、と。フェイトが警戒に入った瞬間に、それは来た。

「なにっ・・・!?」

――ソニックムーブ――

1つの縦穴から高速で飛び出してきた黒の影が5つ。フェイトは直感的にソニックムーブでその場から離れたことで、巻き込まれることはなかった。フェイトは上空へと昇っていった影を視認しようと空を見上げる。

「フェイトちゃん!」

「「テスタロッサ!」」

「なのは! シグナム! ヴィータ!」

フェイトの元へと駆け付けたのは、なのはとシグナムとヴィータ。なのはは「今の見た?」とフェイトに尋たが、「速くてよく見えなかった」という答えが返ってきた。
シグナムとヴィータは愛機を構えた状態で黒い影を必死に目で追う。4人の視界に、空へと飛び上がって来た黒の影の正体が映る。その正体を見たなのはとフェイトは驚愕し、「うそ・・・」と呟いた。ヴィータは「おお!」と、シグナムは「ほぉ」と少し感嘆したような声を上げた。

≪こちらテスタメント空軍アギラス所属・第2航空隊エスコルピオン。貴殿たちは我らが領内に無断で侵入した。すぐさま立ち去るなら良し。立ち去らない場合は実力行使となる≫

影の1つが悠々と空を飛びながらなのはやフェイト、シグナムにヴィータへと警告する。4人は“テスタメント”という単語に反応し、すぐさま臨戦体勢に入った。なのはははやてへと通信を入れる。敵はAIを搭載した“無人戦闘機”だと。

≪今より10秒以内に立ち去れ。立ち去らぬ場合、即戦闘行動に入る≫

そう。5つの黒い影は間違いなく管理世界ではもう見ることの無い戦闘機だった。完全なる質量兵器。主翼は前進翼、機体左右と下部に取り付けられた3面カナード。上下に張り出した大型エンジンユニットに接近配置された、内向き斜め垂直尾翼で構成される翼形状。機体の大きさに比べて翼面積は小さめ。
左右の大型エンジンユニットは上下に大きく張り出していて、左右の間隔もかなり広い。左右エンジンユニットの中間には上下展開式のエアブレーキが装備されている。エンジンノズルは垂直方向に可動する2次元偏向ノズルが採用されている。
コックピットは人間の
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