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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep17オーレリアの秘密工場〜Weapons factory〜
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ジスタンス”の武装、及び
空軍
(
アギラス
)
と呼ばれる航空兵器を秘密裏に開発、“テスタメント”へと引き渡していた。
「オーレリア基地は、ここオムニシエンスへの無断進入を阻むための障壁発生を担う拠点の1つ。失うわけにはいきませんね」
『ええ、六課はアムストル社へ捜査協力を申し込んで、公の工場の査察をいくつか終えたそうなのです。一応、基地の方に関してはまだ知られていないようですが、知られるのも時間の問題かもしれません』
ディアマンテの言う通り、“オムニシエンス”には“ミュンスター・コンツェルン”に無断で進入出来ないようにする障壁がある。その障壁発生を担う拠点の1つがオーレリア基地だった。
『1つくらい陥落しても問題はないのだけど、それでも護れるのなら護っておきたいのです』
「判りました。直ちに――」
突然“EMERGENCY”と赤く点滅するモニターが警報と共に展開される。ディアマンテはすぐさま回線を開き、“Sound only”と表示されたモニターから漏れる戦闘音に眉を顰めた。
『こちら第9拠点オーレリア基地! 管理局からの襲撃を受けています! 至急応援をお願いします!』
「あ〜ボス、どうやらそっちへの連絡もこっちへの連絡もとてつもなく遅かったようだぜ」
オーレリアに配置されている“レジスタンス”からの緊急通信。グラナードは呆れたようにハーデに言うと、ハーデは『そのようですね。ごめんなさい』と頭を下げた。
「待て。オーレリアにはアギラスの
蠍座部隊
(
エスコルピオン
)
が配備されていたはずだ。エスコルピオンはどうしたんだ?」
マルフィールが冷静にモニター越しに居る“レジスタンス”へと尋ねる。未だに爆発音の止まないモニター越しからの返答はすぐさま来た。
『相手は例の特務六課なんです! エスコルピオンは苦戦を強いられています!』
「・・・やはり六課のエースの前には我ら以外は後れを取るということか」
「そのようだ」
“特務六課”の戦力を知る幹部たちは納得したように頷いていた。ディアマンテは「至急応援を送る。それまで持ちこたえろ」と命令を下し、“レジスタンス”は「了解! 可能であれば御早く!」と答え、通信を切った。
「ではマスター・ハーデ。早速応援に向かいます」
『お願いします』
ハーデはもう一度頭を下げ、そして通信を切った。ディアマンテが幹部たちを見回し、「さて、誰が行くかだが・・・?」と告げた。ディアマンテはその言葉と共に、全幹部を順繰りに見回した。
・―・―・―・―・―・
“特務六課”と“空軍アギラス”の戦闘が開始される少し前まで時間は遡る。
はやてたち“特務六課”は、アムストル社の社員から「2年前、ネベラ山に何かの工場を建てたって聞いたけど」という
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