暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep15引き裂かれた父娘の絆〜VS.Rusylion〜
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ィオはここに居て!」

「ルールー!?」

ルーテシアがヴィヴィオにそう言い、ルシルへと攻撃を加えるべく行動を開始する。

「ソニック・・・!」

高速移動魔法を発動し、ルシリオンの背後へ向かうために弾幕の中を突っ切っていくルーテシア。ルシリオンはレヴィに気を取られているのかルーテシアへ1度も目を向けず、彼女の接近を許した。

(私の全力で・・・!)

ありったけの魔力で生成した放電する魔力スフィアを右手の平に固定。

「レームング・シュラーク!!」

そして、ルーテシアは魔力スフィアを打ち込むように掌底を繰り出した。魔力スフィアが直撃するまでの僅かな時間。その間にルシリオンは魔力弾のうち3発を引き戻して、1発をルーテシアの右手首、1発を脇腹、1発を右太ももに直撃させた。

「きゃう!」

ルーテシアは着弾時に起きた爆発によって吹き飛ばされ、ボロボロになっている地面をごろごろ転がり、気を失ったのか倒れたままとなった。

「ルールー!」

「ルーテシア!?」

ヴィヴィオの悲鳴にレヴィが思わず足を止めてしまい、「しまっ・・・!」残りの魔力弾が殺到するのを許してしまった。

「レヴィーーーーー!」

何度も起こる魔力爆発。発生した白煙の中から、防護服がボロボロになっているレヴィがフラつきながら歩き出てきた。ヴィヴィオが急いでレヴィの元へと駆け寄って、彼女の体を支えた。

「レヴィ!? レヴィ!」

「だ、だいじょう・・・ぶ・・・。ルー・・・テシアは・・・?」

ヴィヴィオの視線の先、ルーテシアは未だに倒れたままだが、胸が上下している。つまり呼吸をしていることが判り、一応は無事と見て間違いないだろう。どちらかと言えば、何十発という魔力弾を受けたレヴィが意識を保っていることが異常だった。

(このまま逃げた方が良いかもしれない。今のわたし達じルシルパパに勝てない・・・!)

レヴィを抱えてながらルーテシアの元へと向かうヴィヴィオ。大人モードである今ならルーテシアとレヴィを脇に抱えれば逃げることは可能だ。問題は、ルシリオンがそれを黙って見ているか、だ。

『レヴィ、何とかしてルシルパパから逃げる。もうこれ以上は無理だよ』

『・・・ヴィヴィオ、あと少し粘るよ。今ルシリオンを倒しておかないと絶対まずい。そんな気がする。だから・・・一か八かのムーンライト・・・行くよ』

受けたダメージ量によりブーストのレベル3が強制解除され、レヴィは冷静を取り戻していた。そしてルシリオンの障壁が失われている今こそ倒すべきだと判断を下す。

「っ!? そんなダメージで撃てるわけ――っ!」

レヴィのムーンライトという単語にヴィヴィオは驚愕し、その提案を無茶だと嗜めようとしたが、レヴィの瞳に宿
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