暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep15引き裂かれた父娘の絆〜VS.Rusylion〜
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、さらに魔力付加された回し蹴りも入れていく。すると、パキィィィンと何かが割れた音が周囲に響いた。

「っ!」

ルシリオンの身を護っていた障壁が砕けた音だ。彼の目が見開かれる。想定外の事態だった。そんな彼へとレヴィの斬裂爪閃の最後の一撃が迫る。ギリギリのところで蒼の盾を張り、攻撃を弾いた。

「あは・・あははは・・・やるぅ♪」

レヴィは弾かれ砕かれた魔力爪を見つめつつ、そう賛辞の言葉をルシリオンに贈る。すぐさまレヴィは突撃して、近距離用砲撃・ハーツイーズ・ストライクを放つ。ルシリオンは回避を選択し、放たれた2発の砲撃をやり過ごす。しかしレヴィの猛攻は止まらない。

――煌蹴連昇破――

瞬走壱式でルシリオンの右横へと現れ、後ろへ振り上げた右足を前方へ向けて蹴り上げる。爪先からすみれ色の光線が生まれ、それは地面を走り、その一直線に伸びた光線から前方へ向けて閃光が噴き上がる。それが全てルシリオンを襲撃した。

「うふふふ、どう? お気に召しまして?」

直撃を受けて宙へと飛ばされたルシリオンを見て、それは楽しそうに笑みを浮かべるレヴィ。ルシリオンは身体を捻り着地。先程までとは違いフードの中で痛みに顔を歪めていた。

「さぁ、もっとわたしと踊ろう♪」

レヴィのその態度にルシリオンは「冗談ではないわッ!!」と怒りに吼え、地面に両手を叩きつけた。

――天地に架かれ汝の明星(コード・ルシフェル)――

魔法陣が四方八方に何十枚と連って地面に巨大な渦を描き、上面よりを何十発という砲撃を発射。砲撃は途切れることなく持続し、砲撃の壁を築いた。ルシリオンはその中でもレヴィの気配を手繰り寄せ、ハッキリと位置を特定した。

輝き流れる閃星(サピタル)!」

砲撃の壁が数えるのも億劫になるほどの小さな魔力弾へと変化した。そのあまりの多さにヴィヴィオとルーテシアが絶句した。レヴィも「あ、これダメかも〜」と脂汗をかいている。

「殺しは厳禁と命令は受けている。安心して食らうがいい。ジャッジメント!」

下される号令。無数の魔力弾が一斉にレヴィへと殺到していく。

「連続瞬走壱式!」

レヴィの姿が掻き消えた。高速移動魔法を絶えず発動し続け、力技で強引に弾幕を突破しようと言うのだ。そんなレヴィを撃つべく魔力弾が全周囲から迫るが、彼女に直撃する魔力弾は一向に現れない。その全てが掠っていくのみ。

「ルールー! 何かない!?」

「そんなこと言われても・・・! こんな弾幕、私やヴィヴィオじゃどうしようも・・・」

ヴィヴィオとルーテシアが、レヴィを助けようとするがその手段がない。レヴィは目にも止まらぬ速さで公園内を駆け続け、ルシリオンは腕を組んでそれを見届けている。

「ルシルさんを狙う。ヴィヴ
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