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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep15引き裂かれた父娘の絆〜VS.Rusylion〜
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れが今のわたしに突き付けられた現実・・・ふふ、ふふふ」
ルーテシアの言葉を遮り、ドッと汗をかき始めたレヴィはルシリオンを睨みつける。レヴィは心配そうにしているルーテシアやヴィヴィオに「大丈夫だから」と微笑み、大きく深呼吸してからルシリオンへと歩み寄っていく。距離が少しずつ狭まる。残り30、25、20、15、10・・・。
――瞬走壱式――
レヴィの姿が消える。身体強化を重ねがけした今のレヴィは正しく目に見えぬ疾風だった。ルシリオンの目の前、体勢を低くしたレヴィが現れ、彼を上目づかいで睨みつける。ルシリオンの目がレヴィの居る下へ向こうとしたときにはすでに彼女は攻撃態勢に入っていた。
「いっくよぉ〜っ♪」
レヴィは両手を地面につき、両足でルシリオンに足払いを掛けた。ガクっと体勢を崩すルシリオンにアッパーを食らわし、大きく仰け反らせる。すぐさま彼の左側へと一歩踏み込んで回し蹴りを背中に叩きこみ、彼を宙に浮かす。
「ぅぐっ」
呻き声を上げたシリオンへの連撃はまだ続く。レヴィは跳躍し、右足を垂直に上げ腹部に踵落とし。地面に背中から叩きつけられた彼はバウンドし、また僅かに浮いた。
「ふふ、うふふ・・・」
すぐさま地上へと移動したレヴィは、バウンドして地面から離れていたルシリオンの背中を蹴り上げ、さらに浮いたところを連続回し蹴りで空へと打ち上げていく。レヴィは再びルシリオンより高い位置まで跳躍し、両手を組んで思いきり胸部へと振り下ろした。
組んだ拳の振り下ろしと同時に放たれる砲撃を受け、ルシリオンは高速で地面へと落ちていった。しかし地面に叩きつけられる前に体勢を整え、ズンッと地面がめり込むほどの勢いで着地した。
「おのれ・・・!」
――瞬走弐式――
レヴィを視界に入れるために上を見るが、すでにレヴィは背後へと移動していた。空中用の高速移動魔法・瞬走弐式で移動し終えていたのだ。
「うふふ・・・ふふふふふ」
楽しそうに笑い声を漏らすレヴィ。ブーストのレベル3の副作用・興奮。気持ちが昂り悦楽状態に入るのだ。長時間の悦楽状態は中毒ものになってしまうため、レベル3には時間制限が定められていた。
「あはっ♪」
レヴィが回し蹴りでルシリオンの首を背後から襲撃する。首に強烈な蹴りを入れられたルシリオンが吹き飛ぶ前に、レヴィはその場で1回転し、彼の脇腹に肘鉄を打ちこむ。くの字に体を折ったルシリオンが「がはっ」と苦悶を漏らす。
――斬裂爪閃――
レヴィの両手の各指先から、2cmほどのすみれ色の魔力爪が生まれる。まずは左手で振り下ろしの一撃を入れ、すぐさま右手の振り上げの一撃を入れて身体を浮かせる。
そして独楽のように高速旋回して、魔力爪を連続でルシリオンの身体に様々な角度から叩きこみ
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