暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep15引き裂かれた父娘の絆〜VS.Rusylion〜
[4/9]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
に彼が仰け反るほどの全力の蹴りを入れ跳躍、地面に着地したと同時に両掌底を打ち込み、先程は不発に終わったゼロ距離砲撃が放った。
「ぐぅぅ・・・!」
すみれ色の光が広場を染める。吹き飛んだルシリオンがヴィヴィオの元へと吹っ飛んでいくのを見たレヴィは、ヴィヴィオに向けて「やっちゃえ!!」と叫んだ。
「ごめんねルシルパパ・・・!」
ヴィヴィオは身体を捻って右拳を引き、右足の踏み込みと同時に右拳を突き出す。ルシリオンは体勢を整えることが出来ず、腹部にヴィヴィオの拳打がドゴン!と音を立てて刺さる。
「むごぉ・・・!」
――ディバインバスター――
拳打の後のゼロ距離砲撃の直撃を受け、ルシリオンは再び吹き飛ばされてしまう。その衝撃にバウンドしながら地面を転がり続けるが、両手を地面について何度もバック宙し勢いを殺して、地面に着地。
「我が手に携えしは確かなる幻想」
脱げたフードを被りなおして詠唱。追撃に来ていたレヴィへと「小賢しい・・・!」と言い放ち、全身に蒼い炎を纏わせた。
――グランドヴァイパー――
迫り来るレヴィへと体勢を低くして高速で突進するルシリオン。蒼炎の塊が自分に迫ってくるその光景にレヴィは息を飲み、全力で跳躍した。しかしレヴィのその選択は間違いだった。
「甘いッ!」
ルシリオンも跳躍。空中に漂うレヴィへと蒼炎の対空突撃が迫る。しかしレヴィはニヤっと笑みを浮かべ、「瞬走弐式」と囁いた。その瞬間、ルシリオンの視界からレヴィの姿がかき消える。
空中でひとり蒼炎の中から周囲を見渡す。そして発見した。そこは地上。レヴィはヴィヴィオの隣に佇んでいた。彼は「疾い」と驚嘆。
全身に纏っていた蒼炎が消えルシリオンもまた地上へと降り立った。レヴィが使ったのは空中用の高速移動魔法・瞬走弐式。それを発動し、突撃の射線上から地上へと離脱していた。
(今のは結構ヤバかったかも・・・。というかゼロ距離砲撃をあんなに受けて平然ってどれだけ?)
(どうしてルシルパパは始めからこんなすごい力を使わなかったんだろう・・・?)
(結構時間は稼げてるはず。きっと、そろそろフェイトさん達が来てくれる・・・!)
距離をおよそ40mと開けた位置で対峙するルシリオンを見て、ヴィヴィオとレヴィとルーテシアはそれぞれ思う。ゆっくりとルシリオンが歩み寄ってくることで3人は警戒する。徐々に狭まる3人の距離。
「ブースト、レベル3」
レヴィが囁いた。すると両手にはめられた“アストライアー”の甲にあるクリスタルコアが輝き、レヴィの翠色の瞳が薄く輝く。
「レヴィ! それはやり過ぎじゃ――」
「ぅく、ルシリオンの異常に堅い防御を・・あぅ、貫くならこれくらいしないと。やられる前にやれ・・っく・・・そ
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ