暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep7無限書庫〜Infinity Library〜
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ユーノが先ほど言っていた検索魔法を複製するか構成式を教えてもらうかすれば、今の俺でも十分扱えるはずだ。

「そうなの? それなら良いのだけれど。本当は掛かりっきりで手伝ってあげたいんだけど、私たちも仕事があるから・・・ごめんね。出来るだけ手伝えるように努力するから」

俺の言葉にアリアがそう返してきてくれた。さっきの部屋での視線からして何かあったのかと思ったが何でもないようだ。

(そうと決まれば早速読み漁るとしますか)

「ルシル、闇の書のことを調べるんだからね。そこは忘れないでよ?」

「う、何故解かったユーノ?」

思っていたことをあっさりと当てられたことで、さすがの俺もビックリだ。

「だって顔に書いてあるよ、読み漁りたいって」

「そこまでハッキリと出ていたのか?」

「「「うん」」」

ユーノだけでなくリーゼ姉妹にまで。何たる醜態だ。そんな俺を見て笑い声を上げるユーノとリーゼ姉妹、俺もつられて笑ってしまった。

「いやいやちゃんと探すから。ユーノ、探索魔法っていうのを見せてくれ」

「あ、うん」

無限書庫での調査初日はこうして始まった。結果的に検索魔法の複製は出来たし使うことも出来た。そうして調査を始めてから少し時間が経った後、そういえば、さ」とユーノが話しかけてきた。

「ルシルとシャルってこれからどうするの? 以前は別れる日が来るから何とかって言っていたけど、シャルの様子からしてこのまま管理局に入りそうな勢いだよ?」

「そうなんだよな。シャルは完全に今の生活が気に入っているから、それについてどうにか説得しないといけないんだよ」

シャルの管理局入り。フェイト達とこれからも一緒というのはいいとして、組織に入ることだけはどうにかしたいが、俺も正直揺れ始めた。何せこのような楽園があるのならそれもいいかな、とか思ってしまっている。

「ええ!? 勿体ないよそれぇ!」

次の仕事へ向かう時間まで手伝ってくれているリーゼ姉妹のロッテが声を上げる。少し離れた場所に居るアリアも「うんうん。もったいない」頷いているし。

「だってあの子ってすごい強いじゃん! 見たよ、あの子の戦闘データ!」

「それに君も強いじゃない。半年前のクロノとの模擬戦のデータ見せてもらったよ」

どれだけ流出しているんだ俺たちの戦闘データ・・・。

「えっと、それじゃあリーゼさん達は、ルシルとシャルはどこの部署がいいと思いますか?」

ユーノがこの話をさらに広げようとしてきた。リーゼ姉妹は顔を見合わせただ一言。

「「武装局員でしょ」」

「やっぱりそうですよね〜」

ユーノもそれを聞いて納得するが、戦いに借り出されるのは御免だ。もし入ることになるのなら、この無限書庫関連の仕
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