暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep7無限書庫〜Infinity Library〜
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ルフは屋上で訓練へ、俺とクロノは仮面の男について、リンディ艦長とエイミィを交えて少しばかりの会議を行った。
†††Sideルシリオン⇒ユーノ†††
翌日、僕とルシルは、クロノとエイミィに連れられて管理局本局へとやって来た。ここに来るまでに僕にだけルシルの今の状況を教えてもらった。もちろんなのは達には話さないことを条件として。
「でもまさか、本当にルシルが蒐集されていたなんて」
昨日、シャルの言っていたことが現実に起きていたことでかなり驚いた。ハラオウン邸からの帰り道、シャルは様子のおかしいルシルとクロノを見て、おかしい、絶対におかしい、ってひたすら繰り返しているものだから、なのはが会議で何かおかしなことがあったのかを尋ねた。シャルはもう見えなくなったハラオウン邸を見て、こう言ったんだ。
――守護騎士の話じゃなくてルシルのこと。何か隠しているようにしか見えないの。クロノの態度もおかしかったし、私たちと一緒じゃなかった間に何かあったとしか思えない――
――たとえば?――
――たとえば・・・か。ルシルが実は蒐集されてたとか?――
その時はなのはと一緒に、ないない、って笑っていた。半年前にルシル対クロノとフェイトの1対2の模擬戦を見せてもらったからだろうか。あのシャル以上にデタラメな魔術を使うルシルを見たからこそ、負けて蒐集されるなんて思いもしなかった。だから今でも信じられい。あの2対1でありながらもフェイトとクロノに勝ったルシルが負けただなんて。
「俺の力を信じてもらっていたのは嬉しいけど、それでもやっぱり最強とはいかないよ。確かに俺が万全ならそれなりの強さを持つけど、少し崩れたら一気に脆く壊れるのも事実なんだよ。そこのところは真っ先に改善する必要性ありってところだ」
そう言ってルシルは溜息を吐いた。
「それじゃあ今は全然戦えないんだ・・・」
「ああ、全然。戦闘に関する魔術や複製術式関連は見事なまでに被害を受けた。もしかして狙ったんじゃないかって言えるくらいにな。一応、複製能力は使えるが、あくまで補助関係の術式じゃないと上手く発動できない。それで実際、昨晩、守護騎士のシャマルと言う女騎士にあしらわれた」
確かに補助だけであの守護騎士と戦うなんて無謀だ。僕が「よく無事だったね」と驚いて見せると、ルシルは「排除するに値しないと判断されたんだろうな」って肩を落として項垂れた。
「それならあとどれくらいで
魔力炉
(
システム
)
って完治するんだ?」
「あと4日ってところくらいか、リンカーコアと違って
魔力炉
(
システム
)
は結構繊細だ。魔力ダメージなら兎も角として、本体にダメージを受けるとなかなか治らない」
「そうなんだ」
「だからといって魔術が完全に使えないわけじゃない。暴発・
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