暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep7無限書庫〜Infinity Library〜
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壊の雷――
歯噛みしているところにそれは起こった。結界上空から強烈な雷撃が降り注いだのだ。肌にビリビリと感じるほどの魔力量。あれでは武装隊の強装結界も維持できそうにないな。
『くそ。仮面の男もそうだが、守護騎士全員に逃げられた。ルシル。シャル達に気付かれる前に、先に撤退していてくれ』
『・・・了解だ』
そうして結界は破壊され、クロノから一足先にハラオウン家に戻るように言われた。何も出来なかった無力さにまた歯噛みしつつ、シャル達とバッタリ会う前に、退散する。
†††Sideルシリオン⇒シャルロッテ†††
シグナム達に逃げられてやることのなくなった私たちは、今回のことについての話をするために本部(仮)であるハラオウン家のマンションへと帰ってきた。
「おかえり、お疲れ様」
クロノが扉を開けてすぐ聞こえたのは、ここ数日異世界で過ごしていたルシルの声だ。
「あ・・・! ルシ――」
「いるなら来なさいよ!」
「・・・むぅ」
フェイトには悪いけど、まずは私の文句を聞いてもらおう。戦いの最中は、まぁルシルも入院しているんだから仕方ないかな、って思っていたけど、すでにこの世界に居ながら来なかったっていうのは許せない。退院したってことは、もう大丈夫だってことだもの。
「たった今ここに着いたんだよ、シャル。だからそうジリジリと近付いてくるな、怖いぞ?」
その表情に嘘は見られない・・・かも。ていうか怖いって何よ。なのはといいルシルといい、私のどこが怖いっていうの?
「・・・はぁ。それが本当ならまあ許す。とりあえず、おかえり、ルシル」
「ああ、ただいま、シャル」
「あ、私の番でいいの? おかえり、ルシル! もう大丈夫なの?」
フェイトが私を押しのけてルシルに声を掛けている。なに? 私は邪魔者とでも言いたいのフェイト? まぁ先に邪魔したのは私だから文句は言わないし言えないけど。
「ああ、ただいま、フェイト。俺はもう大丈夫だから。なのは達もお疲れ様」
「うん! ありがとう、ルシル君!」
「じゃあリンディ艦長が待っているから入ってくれ」
まあいいか。フェイトがルシルにアプローチをし続ければ、ルシルもいつか折れてくれるだろう。そうなれば私もなのは達から離れずに済むはずだ。
†††Sideシャルロッテ⇒ルシリオン†††
フェイトとなのはは今、エイミィから新しくなったデバイスの説明を受けている。どうやらある程度は強くなったらしいが、フルドライブモードというのはデバイスの自壊を招いてしまうらしいそんな危険性をはらんだ機能を望むほど、2人を守れなかったのが悔しいのだろう、あの2つのデバイスは。
「にしてもさぁ、アイツらの目的って一体何なんだろうね〜」
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