暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep5激突の空〜Air combat〜
[1/10]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
†††Sideシグナム†††
空へ上がろうとしたセインテストの行く手を妨害するために、“レヴァンティン”を連結剣形態であるシュランゲフォルムへと変える。セインテストの強みは中距離と遠距離からの攻撃魔法だと、私は考えている。
実際に戦ったヴィータと、2人の戦いを見ていたシャマルから、セインテストの戦い方の詳細を聞いている。判断材料としては少し足りないかもしれないが、常に相手の情報が判らなければ戦えないような軟弱な我らではない。
――シュランゲバイセン――
連結刃を最大まで伸ばしドーム状とすることで、セインテストの行動を制限する。その間、私の行動も制限されるが、これくらいしなければおそらく奴を行動を制限できぬだろう。
「この程度の小細工で俺の翼を落せると思ったのか・・・!?」
だが奴の機動力の高さはこちらの予想を遥かに超えていた。高速で空を翔るセインテストは今まで出会ってきた誰よりも速い。連結刃の結界を易々と突破されてしまった。
「アイゼン!」
≪Schwalbe fliegen≫
「おらぁぁぁあああッ!!」
――
その身に焼きつけよ
(
フェニックス
)
――
「チッ、まだまだぁぁ!」
ヴィータの放った魔力弾攻撃を全て焼き払っていく炎の鳥。それを見ても諦めずに、ヴィータはさらにシュワルベフリーゲンを放ち続ける。私も負けてはいられないな。“レヴァンティン”をシュベルトフォルムへと戻し鞘に収める。
「レヴァンティン、カートリッジロード!」
≪Explosion≫
「ザフィーラ!」
「応!」
――鋼の軛――
ヴィータの攻撃を避けては十字架(デバイスではないが、ただの十字架とも思えん)を振るって粉砕しているセインテストに、ザフィーラの鋼の軛が襲う。セインテストは地面や、奴の周囲に展開された魔法陣から突き出した拘束杭をギリギリで回避しつつ飛び回るが、そこは用意された逃げ道だ。私と真正面に向き合うような位置取り。
「(この距離でならば!)飛竜・・・一閃!」
抜刀すると同時に再びシュランゲフォルムとした“レヴァンティン”。連結刃に乗せた魔力の一撃をセインテストへと向けて放った。奴の速度、彼我の距離、タイミング、どれも悪くはなかった。
「昔、何度も同じ手を食らったものだ」
――
煌き示せ汝の閃輝
(
コード・アダメル
)
――
セインテストは、見たこともない魔法陣を前面に展開し、「ジャッジメント!」と号令を下した。放射面より放たれた蒼く光り輝く砲撃3連射は、私の一撃と真っ向から激突した。
「なに・・・!?」
さすがに高威力の砲撃を3発も受けてしまっては“レヴァンティン”の勢いも、纏っていた魔力も消し飛んでしまう。セインテストは勢いを失くしてしなる連
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ