暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep5激突の空〜Air combat〜
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シュラァァァーーークッ!」

セインテストへ振り下ろされる巨大な鉄槌。だが奴は回避、防御にすら移ろうとしない。まさか今の状態では動けないのか? そして結局そのままヴィータの一撃の直撃を受け、物凄い勢いをつけて地面へと叩きつけられた。

†††Sideシグナム⇒ヴィータ†††

アイツの結界を破壊してすぐ、シグナムのところへと戻って来ると、とんでもねぇ数の槍の雨にで少しずつ傷付けられてたシグナムの姿があった。その槍の雨も終わったと思えば、またアイツの後ろからめちゃくちゃな数の槍が現れた。あのままじゃシグナムがやられるって思ったからあたしは・・・

「ギガントシュラァァァーーークッ!」

アイツの強さを解かっているからこその最強の一撃を放つ。アイゼンを振り下ろしてるっつうのにアイツは防御をしようとしないし回避もしようとしない。そのまま直撃して、アイツは地面へと叩きつけられた。

「はぁはぁはぁ、やっちまった。はやての未来を血で汚さないって決めてたのに・・・!」

あたしの最後の誓いは、あのセインテストってやつの強さの前に破れた。

「・・・仕方ないさヴィータ、相手が相手だった」

シグナムがそう言ってくれるけどやっぱり気分が悪い。

『シャマル、こちらは終わった。直ちに蒐集を頼む』

「バカな!?」

遠くで待機してるシャマルに、シグナムが思念通話で連絡を入れてると、ザフィーラが驚愕の声を上げた。信じたくねぇけど、あたしらはアイツの落ちた場所へと視線を向ける。

「なぁおい、うそ・・・だろ? 確かに入ったんだぜ、アイツに!」

頭がおかしくなりそうだ。確かにあたしの最強の一撃を受けたのに、それなのにアイツは頭から血を流しながらも、その足でちゃんと立ってやがった。

「シャマル!」

シグナムもアイツの姿に動揺しているのか、思念通話じゃなくて直接声に出した。

†††Sideヴィータ⇒ルシリオン†††

やられた。フェイトやなのは達に偉そうに言っておきながらこの様か。笑わせる。格下相手だからと言って最後の詰めを誤るのは今も昔も全く変わらないな、俺は。まさかヴィータにあんな手段があったとは・・・、あぁ、思慮が足りなかったか。いや、そんな言い訳は見苦しいだけだ。負けた、ただそれだけが事実だ。

――旅の鏡――

「ああ゛あ゛あ゛ああ・・・!」

俺の胸からなのはと同じように腕が生えてきた。指の細さからして女性のものであることが判る。抵抗しようにも力が入らず両膝をつき、ついには横向きに倒れてしまった。

「すまない、セインテスト。いつか必ずお前からの裁きを受けよう」

「・・・こいつのリンカーコアって、あたしらのと違うんだな」

シグナムの謝罪の声とヴィータの声が聞こえる。当
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