暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep5激突の空〜Air combat〜
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「おおぉぉぉ!」
シグナムは“レヴァンティン”を片刃剣へと戻し突撃してくる。俺は“第四聖典”に魔力を込め、その斬撃を受け止める。周囲に衝撃波と衝突による爆音が広がる。それと同時に結界が破壊された音も聞こえた。
「・・・ふむ、ヴィータが結界を破壊してくれたか」
「はぁはぁ・・・結界が消えたのであれば撤退が出来るな。戦いはここまでにしておかないと管理局が来るぞ、シグナム」
そう言うがクロノと連絡をとってまだ14分程度しか経っていないはずだ。あと半分の時間をアンピエルだけで戦うとなれば、負けるか殺して勝つしかの選択肢しかない。固有術式に掛けられている制限が無ければ、まだまだ余裕で戦うことが出来るんだが・・・。
「私は先に言ったなセインテスト。お前の魔力を蒐集すると。今更それを変更することはない」
そうだよな、ここまで来て手ぶらでは帰れないよな。あぁ、本当に面倒なことになってしまった。バインドの主の位置もヴィータ達の位置も、シグナムとの戦闘に集中しすぎて判らなくなってしまった。今の状況でこのまま戦っているとどうなるか判らない。なら手早く終わらせなければ。
「ここで投降・逃亡しなかったことを後悔するなよ・・・」
――
殲滅せよ汝の軍勢
(
コード・カマエル
)
――
†††Sideルシリオン⇒シグナム†††
セインテストのその言葉と共に、奴の背後に現れたのは約60の槍。それは炎の槍、光の槍、氷の槍、電気の槍、風の槍、影の槍などなど様々。ここまでの魔導師など、数百年と存在している私でもお目にかかったことはない。
「ジャッジメント!」
その号令の下、槍の大群が私に向けて放たれる。
「っ、レヴァンティン!」
≪Panzergeist≫
魔力の甲冑パンツァーガイストを全身に纏いながら回避に全力を注ぐ。防御しながらの回避でなければこの槍の大群を凌ぎきることはまず不可能だ。おそらくザフィーラの防御力でもこれの前には無力と化すだろう。
「ぐっ・・・!」
次第に体のあちこちに傷が増えていく。撃ち出される速さが上がっていっているようだ。しかしようやく攻撃が止み、いざ反撃に移ろうかとしたが・・・
「
第二波
(
セカンドバレル
)
、
装填
(
セット
)
」
再度セインテストの背後に現れる槍の大群。しかもその数が更に増え、おそらく100は下らないだろう。
「・・・ここまで、なのか・・・?」
私らしくもなく諦めそうになったその時・・・
「轟天爆砕!」
突如上空より聞こえるヴィータの声。声の出どころはセインテストのさらに上。そこには“グラーフアイゼン”をギガントフォルムへと変えていたヴィータの姿があった。
「しまった! もう戻ってきたのか!?」
「ギガント
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